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現代音楽・クラシック

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細川俊夫が注目する作曲家が「ヒロシマ」をテーマにした作品を世界初演

 

日本を代表する現代音楽作曲家 細川俊夫がお届けするHIROSHIMA HAPPY NEW EAR (広島の新しい耳)シリーズ。

第23回目は、細川俊夫が注目する二人の若手作曲家に「ヒロシマ」をテーマにした作品を委嘱し、川瀬賢太郎の指揮、広島交響楽団(室内オーケストラ編成)の演奏で世界初演します。 

また現代の優れた作品を併せて紹介。実力派ギター奏者の福田進一をソリストに迎えて細川俊夫作曲「旅Ⅸ-目覚め-」、広島交響楽団フルート奏者の森川公美によるブーレーズ作曲「メモリアル」の2作品を演奏します。

広島から世界へ発信するHIROSHIMA HAPPY NEW EAR シリーズ。広島が歩んできた道に想いを馳せ新しい音楽で未来へと繋げます。


 


委嘱作曲家

金井勇 Isamu Kanai

東京音楽大学作曲専攻卒業。同大学院修了。これまでに作曲を池辺晋一郎氏、細川俊夫氏、湯浅譲二氏及び三木稔氏に師事。また指揮を汐澤安彦氏に、篳篥を西原祐二氏に師事。2003年第72回日本音楽コンクール作曲部門第2位入賞。2005年第16回朝日作曲賞入選。2006年第22回名古屋市文化振興賞受賞、同年、第6回武生作曲賞受賞。2008年フランス・ロワイヨモンVoixNouvelle2008奨学生。2012年及び2015年武生国際作曲ワークショップ招待作曲家。

 

委嘱作品 プログラムノート

『凝視(コンテンプレーション)』 作曲/金井勇

広島をテーマにした作曲ということで、「ヒロシマ」を通して感じることを様々に思いめぐらせた。
かつて初めて広島平和記念資料館を訪れた折の、展示品の中の溶融塊の実物を実際に触れてみたことの印象を思い出した。数十年を経ても、未だ熱が籠っているような恐ろしさを感じた。その後、資料館へは幾度も足を運ぶ機会を得ているが、その際、必ず、その溶融塊を触れることが習慣になっている。歴史の中の小さな断片であるその塊を触れるという、その行為を通してヒロシマの惨劇の凄まじさを改めて思い知らされるのである。
この経験を思い出す契機になったのは広島在住の哲学者・桑島秀樹氏の著作に触発されたことによる。氏の述べるところによる「『断片』の凝視から過去の『全体』をよみがえらせる」という姿勢に共感したことによるのである。広島がかつて被ったこの想像を絶する悲劇は、現存する遺物、映像、また実際に被害を受けた方々の証言など、様々な「断片」を目の当たりにすることによって、その凄まじさを感じることになる。その重い「断片」を誠実に「凝視」することによって、この悲劇を二度と繰り返してはならないという決意を新たにし、また犠牲になった方々への心からの祈りをささげたい。こうしたことを作曲のテーマとして掲げた次第である。
作品は、文字通り断片的な音像が沈黙の時空と交差する、その境界を描き出すようにして進行する音楽である。1つの音/音像を「凝視」してみる。その凝視の身振りを通して過去の悲劇を追想し、そして現在に生きる私たちの「生」への喜びと感謝を、私なりに表明したいと願っている。

金井勇


 


委嘱作曲家

川上統 Osamu Kawakami

1979年、東京生まれ。
東京音楽大学音楽学部音楽学科卒業、同大学院修了。
作曲を湯浅譲二、池辺晋一郎、細川俊夫、久田典子、山本裕之の各氏に師事。
2003年、第20回現音新人作曲賞受賞。
2009、2012、2015年に武生国際音楽祭招待作曲家として参加。
2010年、武生からの交換作曲家としてフランスのロワイヨモン作曲セミナーに参加。
2011年、HIROSHIMA HAPPY NEW EAR Ⅹにて作品「軍鶏」が演奏される。
2014年、just composed in YOKOHAMA委嘱作曲家
同年、韓国の大邱国際現代音楽祭に招待される。
Ensemble Contemporary α、ROSCO、voxhumana、混声合唱団「空」、東京現音計画、next mushroom promotionなどの様々なアンサンブル、演奏家からの委嘱初演がなされている。
Tokyo Ensemnable Factory musical adviser
Ensemble Contemporary α作曲メンバー
作曲作品は生物の名が多い。
現在、国立音楽大学、成徳短期大学、東京音楽大学付属高等学校で非常勤講師を務める。
 

委嘱作品 プログラムノート

『樟木』 作曲/川上統

はじめに、私の父方の祖父の出自が広島の神石高原町にありまして、今回私自身に由縁のある地である広島にて新作を書かせていただける事を本当にうれしく思っております。
今回は原子爆弾というとてつもなく重いテーマでの作品を作るご依頼をいただき、頭を悩めていたところにクスノキの巨大な個体(埼玉の越生のクスノキ)を見に行きました。そして広島に同じクスノキの被爆樹がある事を調べて知りました。これまで私は様々な生物をテーマに作曲をして参りましたが、今回はあの原子爆弾の熱線を耐えぬき、現在も広島の市の木として人々を見守るクスノキ(樟・楠)をテーマにしようと考えました。
実際に間近で見た越生のクスノキを見て圧倒された事は、その大きさもさる事ながら、葉や枝、そして幹などの細部がとても繊細に互いが力強く連なってできている事でした。特に枝の伸び方はまるで動物のように力強く広がりつつ、その下方にある自然サイクルに対しても優しく見守っているような風合いを感じ、しばしその枝の下で落ち着きと力強さを感じ入っておりました。
またご存知の方も多いと思われますが、クスノキは衣類を守る樟脳の原材料としての防虫・抗菌効果がある他、樟木(ショウボク)という生薬にもなるそうです。そして調べていて更に驚いた事はこの樟木にはカンフルという成分が入っており、こちらはカンフル剤の語源の通り気つけの作用があるそうです。
非常に穏やかなクスノキの姿からはまた違う側面として、虫を寄せ付けない強さや、力づけるような強心作用もあるという事を知り、とてもその認識を深めようと思いました。それ故、この作品のタイトルを樟木の漢字のものに致しました。
葉のさざめきや齢を重ねる樹皮や大きく伸びる枝の様子、そしてその樹の内側でも守る力を絶えず作り続けているこの様子をオーケストラの音として表現したいと思います。
                                                                                                                                                         川上統


 

日時
平成29年6月16日(金) 開演19時(開場18時30分)
会場
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場
入場料(4/8発売開始)
一般2,500円(当日3,000円) 学生1,500円(当日2,000円)

出演者
音楽監督・お話/細川俊夫
指揮/川瀬賢太郎
委嘱作曲家/
金井勇川上統
演奏/福田進一(ギター)
   森川公美(フルート)
   広島交響楽団

プログラム
 P.ブーレーズ作曲 / メモリアル 独奏フルートと、8つの楽器のための
川上統作曲 / 樟木 【委嘱・世界初演】
金井勇作曲 / 凝視(コンテンプレーション) 【委嘱・世界初演】
~休憩~
 P.ブーレーズ作曲 / メモリアル 独奏フルートと、8つの楽器のための
細川俊夫作曲 / 旅IX -目覚め- ギターと弦楽、打楽器のための 【日本初演】
~アフタートーク~

チケット販売所
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)、福屋広島駅前店チケットサロン(082-568-3942)
小夜曲(082-246-7727)、中国新聞社読者広報部(082-236-2455)、アステールプラザ(082-244-8000)
電子チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:327-338)、ローソンチケット0570-084-006(Lコード:62692)
オンライン販売 こちら

主催
ひろしまオペラ・音楽推進委員会、広島市、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ、中国新聞社
助成
平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

私的録音補償金管理協会(sarah)

お問合せ:ひろしまオペラ・音楽推進委員会 082-244-8000
*やむを得ず、内容および出演者等に変更がある場合は、ご了承ください。
*ご来場の際には公共交通機関をご利用ください。
*就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。

 


 

広響ヴィオラ首席奏者・安保恵麻が奏でる現代の名曲

 

ピアニストの伊藤憲孝と作曲家の徳永崇が手を組んだ異色のユニット「山陽トクイ連合」の企画。第3回目となる今回は、広島交響楽団首席ヴィオラ奏者・安保恵麻を招き、20世紀以降のヴィオラ作品を披露します。ショスタコーヴィッチ、リゲティ、武満徹、そして徳永の新作など、バラエティに富んだ選曲となっています。深みのあるヴィオラの音色はもちろんのこと、クラシック作品では味わえない新たな世界を、ハイレヴェルな演奏でお愉しみください。演奏に先立つトークセッションでは、多忙な演奏活動をこなす安保恵麻の素顔にも迫ります。


 


安保恵麻 Ema AMBO(ヴィオラ)

4歳よりヴァイオリンを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校に入学と同時にヴィオラに転向。2001年、東京藝術大学音楽学部を卒業。卒業時に同声会賞を受賞。在学中にモーニングコンサートにて芸大オーケストラと共演。1997年、東京文化会館新進音楽家デビューコンサートに出演。1999年、PMFに合格。PMFでは、首席奏者も務める。その他、宮崎国際音楽祭、アフィニス夏の音楽祭、オホーツク音楽祭in紋別、イタリア・チェルボ国際音楽祭などの音楽祭にも参加。NHKハイビジョン音楽館などのテレビ、ラジオ番組にも出演。その他、スタジオミュージシャンとしても、多数の楽曲に携わっている。また2009年8月2日、マツダスタジアムで始球式を務めた。2001年~2005年3月まで東京藝術大学管弦楽研究部非常勤講師を勤める。2005年4月に広島交響楽団首席ヴィオラ奏者に就任し、現在に至る。2007年、2009年、2013年、2015年には、同団定期演奏会でソリストも務めている。これまで、ヴァイオリンを故・鷲見康郎、津田順子の各氏に、ヴィオラを菅沼準ニ、川崎和憲、小野富士、市坪俊彦、ジャン・シュレムの各氏に、室内楽を北本秀樹、岡山潔、苅田雅治、田中千香士、小林道夫、生沼晴嗣の各氏に師事。

 


日時
平成29年5月28日(日)
■第一部 トークセッション 15:00~15:30(14:30開場)
■第二部 コンサート 16:00~17:15

会場
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

入場料
2,500円(当日3,000円)
※トークセッションは無料

出演者
ヴィオラ/安保恵麻
ピアノ/伊藤憲孝
司会、作曲/徳永崇

プログラム
武満徹作曲 / 鳥が道に降りてきた
ショスタコーヴィッチ作曲 / ヴィオラ・ソナタ Op.147
リゲティ作曲 / ヴィオラ・ソナタ より抜粋
徳永崇作曲 / 舟歌Ⅰf(2017/初演)
リゲティ作曲 / ピアノのためのエチュード第4番「ファンファーレ」

チケット販売所
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)

主催・お問い合わせ
山陽トクイ連合

共催
ひろしまオペラ・音楽推進委員会
(公財)広島市文化財団 アステールプラザ


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