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現代音楽・クラシック

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細川俊夫が注目する作曲家が「ヒロシマ」をテーマにした作品を世界初演

 

日本を代表する現代音楽作曲家 細川俊夫がお届けするHIROSHIMA HAPPY NEW EAR (広島の新しい耳)シリーズ。

第19回目は被爆70周年という節目の年であり、細川俊夫が注目する二人の作曲家に「ヒロシマ」をテーマにした作品を委嘱し、川瀬賢太郎の指揮、広島交響楽団(室内オーケストラ編成)の演奏で世界初演します。 

また現代の優れた作品を併せて紹介。実力派チューバ奏者の橋本晋哉をソリストに迎えて細川俊夫作曲「旅Ⅷ」、超技巧派ソプラノの半田美和子によるリゲティ作曲「マカーブルの秘密」をお届けします。

広島から世界へ発信するHIROSHIMA HAPPY NEW EAR シリーズ。広島が歩んできた道に想いを馳せ新しい音楽で未来へと繋げます。


 


委嘱作曲家

徳永 崇 Takashi TOKUNAGA

1973年広島生まれ。広島大学大学院教育学研究科修了の後、東京藝術大学音楽学部別科作曲専修修了。作曲を、早川正昭、久留智之、野田暉行の各氏に師事。2004年、武生国際作曲ワークショップに招待作曲家として参加し、同年フランスのロワイヨモン作曲セミナーに武生との交換作曲家として参加。ISCM World Music Days入選(2002/香港、2014/ブロツワフ)。武生作曲賞受賞(2005)。在籍する作曲家グループ「クロノイ・プロトイ」の第5回作品展が、サントリー芸術財団第9回「佐治敬三賞」受賞(2009年度)。テグ国際現代音楽祭招待作曲家(2006,2011/韓国)。作品は国内をはじめ、欧州・アジア各地で演奏されている。作曲家グループ「PATH」メンバー。「秋吉台の夏」現代音楽セミナー&フェスティバル講師(2010~)。現在、広島大学大学院教育学研究科准教授。

委嘱作品 プログラムノート

『広島時間』 作曲/徳永 崇

広島の街には、様々な原爆の記憶が残っていて、今もなお現実とは異なる複数の時間が流れていると感じています。また、国際平和都市という清廉なイメージがありますが、猥雑なものも含め、雑多な要素がない交ぜになっているのが、現在の広島の姿であるとも感じています。本作品は、そのようなハイブリッドな様相を音で表現する試みです。過去や現在の様々な事象を音響化し、共存させる方法を取りました。その結果、原爆と戦争が決して過去のものになっていないことに気付き、がく然としています。例えば、現在を象徴する音を探したとき、やはりそこには戦争の影が潜んでいるのです。今、日本が向かおうとしている方向や、世界の動向について考えたとき、絶望的にならざるを得ません。しかし、大人が絶望しようとしまいと、現代の荒野に子どもたちは産まれ、生を育んでいきます。原爆資料館には、昭和20年8月6日の市内での出生記録が残されています。本作品には、現状に対する問題提起の側面もありますが、同時に新しい生命へのささやかな感謝の気持ちも込めました。未だ戦の絶えないこの世における命のたくましさと切なさを、私の身の丈に合ったやり方で、表現できれば幸いです。

徳永 崇


 


委嘱作曲家

三浦則子 Noriko MIURA

東京生まれ。桐朋学園大学作曲理論学科卒業後、フランスに留学。パリ・エコールノルマル及びパリ国立高等音楽院にて作曲を学ぶ。これまでに作曲を,末吉保雄、細川俊夫、平義久、ポール・メファノに師事する。1993年,第5回秋吉台作曲賞受賞、1999年第68回日本音楽コンクール作曲部門第1位、併せて安田賞を受賞。これまでダルムシュタット国際夏期講習会、MITOフェスティバル、ミラノムジカ音楽祭、カーン音楽祭、モナコの春音楽祭、ザーブリュッケン現代音楽祭、ヴィラムジカ(マインツ)、ベルリン高等研究所、武生国際音楽祭等で作品を発表してきた。主要作品:弦楽四重奏曲第1番「耳をすます」、サックス、ヴァイオリンとハープのための「アニトヤ」,フルート、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための「悲しみのように、ひそやかに」ほか

委嘱作品 プログラムノート

『ヒロシマを渡る風』 作曲/三浦則子

「世界に存在する“者”と“物”。

者、つまり人間は、次のいまそこを志向することによって時間的存在と成りうるが、物は、時の推移を志向することはない。生きようとする意欲が世界を決定する。世界は,生きようとする者による未踏の現象であり、あらかじめ知ることはない森羅万象である。」(門脇道雄氏の論文より抜粋)

この未踏の現象の背景に、私は風を感じる。しかしどんな状況の中でも、人は風を感じることができるのだろうか?例えば、70年前のヒロシマの惨劇の後で。あるいは同じ頃,地球の反対で起こったアウシュビッツでの残虐な行為の中で。者が物と扱われる瞬間から、悲劇は起こる。者は、突如、時の推移のない“無風”に曝される。今も続く、この悲劇がもたらす数々の惨事を通じて,私は70年前のヒロシマを想像する。未踏の現象とともに翻弄され続ける“風”の様相を、つまり惨劇の過去から今、そして未来へとヒロシマを渡る風を、この作品のテーマとした。

三浦則子


 

日時
平成27年6月25日(木) 開演19時(開場18時30分)
会場
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場
入場料
一般2,500円(当日3,000円) 学生1,500円(当日2,000円)

出演者
音楽監督・お話/細川俊夫
指揮/川瀬賢太郎
委嘱作曲家/徳永崇、三浦則子
演奏/半田美和子(ソプラノ)
橋本晋哉(チューバ)
広島交響楽団

プログラム
徳永崇作曲/広島時間【委嘱・世界初演】
細川俊夫作曲/旅Ⅷ-テューバとアンサンブルのための【広島初演】
三浦則子作曲/ヒロシマを渡る風-室内オーケストラのための【委嘱・世界初演】
G.リゲティ作曲/マカーブルの秘密(オペラ『ル・グランマカーブル』よりゲポポの3つのアリア)【広島初演】

チケット販売所
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)、福屋広島駅前店チケットサロン(082-568-3942)
小夜曲(082-246-7727)、中国新聞社読者広報部(082-236-2455)、アステールプラザ(082-244-8000)
電子チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:257-525)、ローソンチケット0570-084-006(Lコード:67383)
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主催
ひろしまオペラ・音楽推進委員会、広島市、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ、中国新聞社
助成
平成27年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
公益財団法人野村財団

お問合せ:ひろしまオペラ・音楽推進委員会 082-244-8000
*やむを得ず、内容および出演者等に変更がある場合は、ご了承ください。
*ご来場の際には公共交通機関をご利用ください。
*就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。