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現代音楽・クラシック

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おすすめ主催事業


ヒロシマ・ミュージック・プロジェクトは、「東アジア音楽祭 in ヒロシマ」公演を通し、東アジア地域における“多文化社会と共生”の理念のもとに、伝統性と現代性の両面を互いに補完し合う文化・芸術の関係を模索し検証を続けています。
 


会 場

JMSアステールプラザオーケストラ等練習場

入場料
一般 3,000円(当日3,500円)※大学生以上
学生 2,000円(当日2,500円)※小・中・高生
ペア 5,000円(当日5,500円)

(障がい者席 お申し込み → TEL:0829-38-2264)

※全席自由
※就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。

チケット販売所
JMSアステールプラザ情報交流ラウンジ
広島市各区民文化センター
エディオン広島本店
カワイ広島店
ウッドワンさくらぴあ事務室

主 催
ヒロシマ・ミュージック・プロジェクト

共 催
ひろしまオペラ・音楽推進委員会、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ

お問い合わせ
ヒロシマ・ミュージック・プロジェクト事務局
TEL/FAX 0829-38-2264
http://hiroshimamusic.sblo.jp/


 

※JMSアステールプラザ情報交流ラウンジ他にて、チケットを大好評販売中です!

 


新しいバッハ!?
意外な楽器の組み合わせが奏でる豊かな陰影
~バッハのコラールとピアソラのタンゴ~

 日本を代表する現代音楽作曲家 細川俊夫がお届けするHIROSHIMA HAPPY NEW EAR(広島の新しい耳)シリーズ。
 第32回は、話題のデュオ、ベルリン在住、世界を舞台に活躍するヴィオリスト赤坂智子氏(ヴィオラ)とクラシック・アコーディオン奏者として注目を集める大田智美氏(アコーディオン)を迎え細川俊夫のアレンジによるバッハとピアソラのタンゴをお贈りします。
 両氏はピアソラについて、敬愛するイタリアの名歌手ミルバを楽器でカバーするなど、新たな試みで聴衆を魅了し続けています。ヴィオラ&アコーディオンという珍しい組み合わせが奏でる新ジャンルの音楽をぜひこの機会にご堪能ください。

 

赤坂智子さんから広島公演に向けてメッセージを頂戴しました~!!

最後にチラッと演奏もして頂いてます。

素敵なので、みんな見て

こちらをクリック

プログラム

バッハ作曲(細川俊夫編曲)/オルガンコラール集より

・O Mensch, bewein dein Sünde groß 

人よ、汝の罪の大きさを嘆け

・Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ BWV 639  

主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ

・Wachet auf, ruft uns die Stimme BWV 645  

目覚めよ、と我に呼ぶ声あり

・Nun komm der Heiden Heiland BWV 659  

いざ来ませ、異邦人の救い主よ

細川俊夫/時の深みへ(ヴィオラとアコーディオン)

ピアソラ作曲/ル・グラン・タンゴ/オブリヴィオン/チェ・タンゴ・チェほか

日時

2024年1月10日(水)18時30分開場 19時開演

 

会 場

JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

 

演奏

赤坂智子(ヴィオラ)

大田智美(アコーディオン)

 

入場料

一般 3,000円(当日3,500円)

学生 1,500円(当日2,000円)

※全席自由・消費税込み

※就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。

※前売券が売り切れた場合は当日券の販売はいたしません。

 

主 催

ひろしまオペラ・音楽推進委員会、広島市、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ

 

後援

広島市教育委員会、中国新聞社、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、

広島エフエム放送、FMちゅーピー76.6MHz

 

※JMSアステールプラザ情報交流ラウンジ他にて、チケットを販売中です!

オンライン販売 http://h-culture.jp/opera/ticket/

赤坂智子(ヴィオラ)

 ジュネーブ音楽院にて今井信子女史に師事と同時に同校助教授およびヌシャテル音楽院客員教授を経た後、デュッセルドルフ音楽大学にて後進の指導に当たり、現在ミュンスター音楽大学教授と共にライプツィヒ音楽大学客員教授を兼任する。
 在学中より、セイジ・オザワ松本フェスティバル、NHK名曲アルバム等に出演、リサイタルや室内楽コンサートの模様が多数放映、放送されている。
 海外では、スイス・ルツェルン、ヴェルビエ音楽祭、オーストリア・ザルツブルク音楽祭等に常時招かれ、コンサートではコンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニーホール、エルブ・フィルハーモニー、トーンハレ、ウィグモアホール、ムジークフェラインなど各地の主要ホールにて室内楽、リサイタルに出演している。これまでに、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメット、パトリチア・コパチンスカヤ、アンドレアス・オッテンザマー、ダニエル・ホープ各氏、カルテット・エベーヌ、クスカルテット、エルサレム四重奏団等と共演し、ソリストとしては、バイエルン放送響、クレメラータ・バルティカ、ワルシャワ放送響、ミュンヘン、ジュネーブ室内管弦楽団、日本フィル等と共演している。
 第53回ミュンヘン国際音楽コンクール第3位受賞。パリのEdmund Pendreton財団よりミュージシャン・オブ・ザ・イヤー受賞。2022年度ではハンブルク・バレエ団とマイケル・ティペットのトリプルコンチェルトにて共演し好評を博した。

大田智美(アコーディオン)

 幼少期からアコーディオンを始め、国立音楽大学附属音楽高等学校ピアノ科卒業後、渡独。2009年2月フォルクヴァンク音楽大学ソリストコース・アコーディオン科を満場一致の首席で卒業、ドイツ国家演奏家資格を取得。御喜美江に師事。また特待生としてウィーン私立音楽大学でも研鑽を積む。帰国後は、ソロや室内楽、新曲初演、オーケストラとの共演等、国内外での演奏活動と共に、楽器についてのワークショップを日本各地の音楽大学で行うなど、特にクラシックや現代音楽の分野でのアコーディオンの普及にも尽力し、この楽器の魅力と可能性を発信している。
 近年では、NHK交響楽団、読売日本交響楽団定期公演、東京・春・音楽祭、サントリーホールサマーフェスティバル、東京文化会館プラチナ・シリーズ、武生国際音楽祭、井上芳雄による舞台「夜と霧」、NHKFMベストオブクラシック等に出演。CDリリースやレコーディング参加も多く、その確かな技術と音楽性を高く評価されている気鋭のアコーディオン奏者である。

 


(C)Kaz Ishikawa

細川俊夫/音楽監督・お話

1955年広島生まれ。ベルリン芸術大学でユン・イサンに、フライブルク音楽大学 でクラウス・フーバーに作曲を師事。80年代以降ヨーロッパと日本を中心に、作 曲活動を展開。日本を代表する作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽 祭、オペラ劇場などから次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。作品 は、大野和士、準・メルクル、ケント・ナガノ、サイモン・ラトル、ロビン・ ティチアーティ、フランツ・ウェルザー゠メストなど、世界一流の指揮者たちに よって初演され、その多くはレパートリーとして演奏され続けている。2014年に オペラ「班女」がエクサン・プロヴァンスで、11年にオペラ「松風」がブリュッ セル、16年にオペラ「海、静かな海」がハンブルクで、17年にオペラ「二人静」 がパリで、18年にはオペラ「地震・夢」がシュトゥットガルトで初演。いずれも 大きな注目を集めるとともに、高い評価を受けた。01年にドイツ・ベルリンの芸 術アカデミー会員に選ばれる。12年にはドイツ・バイエルン芸術アカデミーの会 員に選出された。07年、サントリー音楽賞受賞、12年秋、紫綬褒章を受章。18年 度国際交流基金賞を受賞。21年ゲーテ・メダル受賞。23年カリフォルニア大学、 バークレー日本賞受賞。現在、武生国際音楽祭音楽監督、東京音楽大学およびエ リザベト音楽大学客員教授。2020年から広島交響楽団のコンポーザー・イン・レ ジデンス。2022/23年、チューリッヒ、トーンハレオーケストラのコンポー ザー・イン・レジデンス。2023年3月、ベルリンフィル委嘱作品ヴァイオリン協 奏曲「祈る人」がベルリンで初演され、大きな注目を集めた。



新着 アンコール曲は下記 3曲でした。

○A.ツェムリンスキー作曲/子守唄
○A.ツェムリンスキー作曲/春の日
○A.ツェムリンスキー作曲/夜のささやき

 

ドイツ歌曲の潮流 うたいつぐ モーツァルトから細川俊夫まで

日本を代表する現代音楽作曲家 細川俊夫がお届けするHIROSHIMA HAPPY NEW EAR(広島の新しい耳)シリーズ。

第31回は、世界で活躍し続ける日本を代表するメゾ・ソプラノ歌手 藤村実穂子氏を迎えます。2002年バイロイト音楽祭の「ニーベルングの指輪」フリッカ役で世界的な注目を集めて以降、世界中の主要劇場や音楽祭に出演し、著名指揮者やオーケストラと共演、圧倒的な歌唱力と豊かな感性で聴衆を魅了し続けています。今回のリサイタルでは藤村が大切に歌い続けているドイツ歌曲を中心にプログラムを構成。モーツァルト、マーラー、生誕150周年を迎えたツェムリンスキーの歌曲、そして細川俊夫の「日本の民謡による歌曲」をお届けします。2021年ゲーテ・メダルを受賞した細川。その作品はドイツと日本文化の懸け橋となり、時をかけて受け継がれてきた音楽は今、文化を超えて(重なり合い)現代へと受け継がれています。ピアノは藤村が厚い信頼を寄せるヴォルフラム・リーガー氏。心の深淵に迫る芸術的な歌曲の世界をどうぞお聴き逃しなく。

※「ゲーテ・メダル」はドイツ語と国際文化に多大な貢献を行った外国人に贈られるドイツ連邦共和国の国家勲章です。  


藤村実穂子さんからヒロシマにメッセージをいただきました

ロシアのウクライナ侵攻で、日々命を懸けて戦う戦士たちや、爆破された都市の映像が流れる度、私は祖母の事を思う。祖母は満州に渡ったのち日本に帰り、東京で働き東京大空襲で足を骨折したが戦争中なので治療が出来ず、折れた足を抱えたまま最期を迎えた。工場の休憩サイレンや飛行機、雷が聞こえると「空襲警報、B29、防空壕」と言って布団を5枚かぶり大汗をかいていた。希望と期待で渡った満州。そこから日本に帰るのは非常に壮絶だったと読んだことがある。現在起こっている戦争の生々しい映像を見て、当時まだ小さかったとはいえ、祖母の大変さを分かってあげられたらよかったと後悔している。

2014年ロシアがクリミアに侵攻しマレーシア航空17便を撃墜した際、元々ウクライナにはウクライナ人とロシア人の両方が住んでいるので、私は両人に訊いてみた。ウクライナ人はロシアに対して憤怒していたが、ウクライナで生まれ育ったロシア人はロシア政府を信仰しているようで「昔贈り物としてあげた国を今返せというのは当然」と言った。言葉がなかった。死ぬ前に何かを残したい年寄りの狂気で、「もともとは我々の国」という理論を再び拡大し、多くの若い命を奪う。終戦から80年も経っていない。過去から何も学ばず、こんな事を繰り返すのは人間だけであろう。シリア、イエメン、スダーン、マリ、パキスタンなど、戦争や紛争は世界のあちこちで起こっていて、止むことを知らない。そして日本近辺でも不協和音が聞こえ始めている。

広島に来ると、大きな都市の多くがそうであるように高層ビルが立ち並び、チェーン店が軒を並べ、路面電車が走り、まるで何もなかったかのように見える。しかし8月6日、広島の方々は平和公園に非常に長い列をつくり、或いは街のあちこちにある慰霊碑に手を合わせ、原爆を心にしっかり刻んでいらっしゃる。オーケストラの方々も広島で演奏する責務をもって演奏していらっしゃる。私は投下後人々が水を求めて飛び込んだ元安川のほとりに立ち、当時の人々の気持ちや状態を想像してみる。するとこの平和は多くの、実に多くの人々の命や想いを犠牲にした上にあるのだと強く思い、原爆碑に刻んである文字「…過ちは繰り返しませぬから」から、どんどん離れていく現在に、頭を抱え込んでしまう。

もし私が修学旅行以来広島に来る機会がなかったら、この意識を持てたろうか?そう自分に問い、広島の舞台に立たせて頂くことに感謝しつつ、いつも歌わせて頂いている。音楽は祈りだと信じているから。前述の碑に刻んである文字「安らかに眠ってください」と願いながら。


【日時】

2023年9月22日(金)18時30分開場 19時開演

【会場】

JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

【出演】

藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)

ヴォルフラム・リーガー(ピアノ)

---------------------
音楽監督・お話 細川俊夫

【プログラム】
モーツァルト   「喜びの鼓動」「すみれ」「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼く時」ほか 
マーラー     さすらう若人の歌
ツェムリンスキー 6つの歌 Op.13
細川俊夫     2つの子守唄(日本民謡集より)

【入場料】(全席自由)
一般3,000円(当日3,500円) 学生1,500円(当日2,000円)

チケット販売所

アステールプラザ(情報交流ラウンジ) 082-244-8000

エディオン広島本店 082-247-5111

小夜曲(セレナード) 082-246-7727

電子チケットぴあ (Pコード:246-624)

ローソンチケット (Lコード:62056)

オンライン販売 http://h-culture.jp/opera/ticket/

※全席自由・消費税込み

※就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。

※前売券が売り切れた場合は当日券の販売はいたしません。

 

【主催・お問い合わせ】ひろしまオペラ・音楽推進委員会(tel:082-244-8000 JMSアステールプラザ内)

※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

 


(C)R&G Photography

藤村実穂子/メゾ・ソプラノ

ヨーロッパを拠点に国際的な活躍を続ける、日本を代表するメゾ・ソプラノ歌手。
主役級としては日本人で初めてバイロイト音楽祭にデビューし、フリッカ、クンドリ、ブランゲーネ、ワルトラウテ、エルダなどの主役で9シーズン連続出演。ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ミュンヘン国立歌劇場、パリ・シャトレー劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ドレスデン国立歌劇場、フィレンツェ歌劇場、ヴェローナ歌劇場、バルセロナ・リセウ歌劇場、ザルツブルグ祝祭大劇場等に出演の他、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、ロンドン響、ロンドン・フィル、パリ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、スイス・ロマンド管等の世界的なオーケストラ、ティーレマン、アッバ-ド、メータ、エッシェンバッハ、シャイー、ヤンソンス、ネルソンス、ネゼ=セガン、ガッティ、ドゥダメル等の著名指揮者とも共演している。またブランゲーネ役でプラシド・ドミンゴとのCD録音 「トリスタンとイゾルデ」(EMI社)でも各方面より注目を浴びた。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学大学院及びミュンヘン音楽大学大学院修了。2002年出光音楽賞、03年芸術選奨文部科学大臣新人賞、07年エクソンモービル音楽賞、13年サントリー音楽賞、14年紫綬褒章をそれぞれ受賞。

 

ヴォルフラム・リーガー/ピアノ

両親からピアノを学び始める。歌曲の研究に深く傾倒し、ミュンヘン音楽大学にてウェルバ、ドイチュ両教授に師事。ディプロマ取得後は、フィッシャー=ディースカウなどのマスタークラスに参加。学業の傍ら、1991年までミュンヘン音楽大学の教職に就く。1998年、ベルリン ハンス・アイスラー音楽大学の教授に就任。世界各地で定期的にマスタークラスを開催。
アムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィグモアホール、カーネギーホール、ムジークフェラインなど世界各地の著名なホールから招かれ、ボニー、ハンプソン、フィッシャー=ディースカウ、ゲルネなど著名な歌手、演奏家との共演も数多い。
バルセロナのフランツ・シューベルト協会の栄誉賞を含め、数々の賞を受賞。

 

 

 


(C)Kaz Ishikawa

細川俊夫/音楽監督・お話

1955年広島生まれ。ベルリン芸術大学でユン・イサンに、フライブルク音楽大学 でクラウス・フーバーに作曲を師事。80年代以降ヨーロッパと日本を中心に、作 曲活動を展開。日本を代表する作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽 祭、オペラ劇場などから次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。作品 は、大野和士、準・メルクル、ケント・ナガノ、サイモン・ラトル、ロビン・ ティチアーティ、フランツ・ウェルザー゠メストなど、世界一流の指揮者たちに よって初演され、その多くはレパートリーとして演奏され続けている。2014年に オペラ「班女」がエクサン・プロヴァンスで、11年にオペラ「松風」がブリュッ セル、16年にオペラ「海、静かな海」がハンブルクで、17年にオペラ「二人静」 がパリで、18年にはオペラ「地震・夢」がシュトゥットガルトで初演。いずれも 大きな注目を集めるとともに、高い評価を受けた。01年にドイツ・ベルリンの芸 術アカデミー会員に選ばれる。12年にはドイツ・バイエルン芸術アカデミーの会 員に選出された。07年、サントリー音楽賞受賞、12年秋、紫綬褒章を受章。18年 度国際交流基金賞を受賞。21年ゲーテ・メダル受賞。23年カリフォルニア大学、 バークレー日本賞受賞。現在、武生国際音楽祭音楽監督、東京音楽大学およびエ リザベト音楽大学客員教授。2020年から広島交響楽団のコンポーザー・イン・レ ジデンス。2022/23年、チューリッヒ、トーンハレオーケストラのコンポー ザー・イン・レジデンス。2023年3月、ベルリンフィル委嘱作品ヴァイオリン協 奏曲「祈る人」がベルリンで初演され、大きな注目を集めた。



ドイツ歌曲の潮流 うたいつぐ モーツァルトから細川俊夫まで

日本を代表する現代音楽作曲家 細川俊夫がお届けするHIROSHIMA HAPPY NEW EAR(広島の新しい耳)シリーズ。

第31回は、世界で活躍し続ける日本を代表するメゾ・ソプラノ歌手 藤村実穂子氏を迎えます。2002年バイロイト音楽祭の「ニーベルングの指輪」フリッカ役で世界的な注目を集めて以降、世界中の主要劇場や音楽祭に出演し、著名指揮者やオーケストラと共演、圧倒的な歌唱力と豊かな感性で聴衆を魅了し続けています。今回のリサイタルでは藤村が大切に歌い続けているドイツ歌曲を中心にプログラムを構成。モーツァルト、マーラー、生誕150周年を迎えたツェムリンスキーの歌曲、そして細川俊夫の「日本の民謡による歌曲」をお届けします。2021年ゲーテ・メダルを受賞した細川。その作品はドイツと日本文化の懸け橋となり、時をかけて受け継がれてきた音楽は今、文化を超えて(重なり合い)現代へと受け継がれています。ピアノは藤村が厚い信頼を寄せるヴォルフラム・リーガー氏。心の深淵に迫る芸術的な歌曲の世界をどうぞお聴き逃しなく。

※「ゲーテ・メダル」はドイツ語と国際文化に多大な貢献を行った外国人に贈られるドイツ連邦共和国の国家勲章です。  


藤村実穂子さんからヒロシマにメッセージをいただきました

ロシアのウクライナ侵攻で、日々命を懸けて戦う戦士たちや、爆破された都市の映像が流れる度、私は祖母の事を思う。祖母は満州に渡ったのち日本に帰り、東京で働き東京大空襲で足を骨折したが戦争中なので治療が出来ず、折れた足を抱えたまま最期を迎えた。工場の休憩サイレンや飛行機、雷が聞こえると「空襲警報、B29、防空壕」と言って布団を5枚かぶり大汗をかいていた。希望と期待で渡った満州。そこから日本に帰るのは非常に壮絶だったと読んだことがある。現在起こっている戦争の生々しい映像を見て、当時まだ小さかったとはいえ、祖母の大変さを分かってあげられたらよかったと後悔している。

2014年ロシアがクリミアに侵攻しマレーシア航空17便を撃墜した際、元々ウクライナにはウクライナ人とロシア人の両方が住んでいるので、私は両人に訊いてみた。ウクライナ人はロシアに対して憤怒していたが、ウクライナで生まれ育ったロシア人はロシア政府を信仰しているようで「昔贈り物としてあげた国を今返せというのは当然」と言った。言葉がなかった。死ぬ前に何かを残したい年寄りの狂気で、「もともとは我々の国」という理論を再び拡大し、多くの若い命を奪う。終戦から80年も経っていない。過去から何も学ばず、こんな事を繰り返すのは人間だけであろう。シリア、イエメン、スダーン、マリ、パキスタンなど、戦争や紛争は世界のあちこちで起こっていて、止むことを知らない。そして日本近辺でも不協和音が聞こえ始めている。

広島に来ると、大きな都市の多くがそうであるように高層ビルが立ち並び、チェーン店が軒を並べ、路面電車が走り、まるで何もなかったかのように見える。しかし8月6日、広島の方々は平和公園に非常に長い列をつくり、或いは街のあちこちにある慰霊碑に手を合わせ、原爆を心にしっかり刻んでいらっしゃる。オーケストラの方々も広島で演奏する責務をもって演奏していらっしゃる。私は投下後人々が水を求めて飛び込んだ元安川のほとりに立ち、当時の人々の気持ちや状態を想像してみる。するとこの平和は多くの、実に多くの人々の命や想いを犠牲にした上にあるのだと強く思い、原爆碑に刻んである文字「…過ちは繰り返しませぬから」から、どんどん離れていく現在に、頭を抱え込んでしまう。

もし私が修学旅行以来広島に来る機会がなかったら、この意識を持てたろうか?そう自分に問い、広島の舞台に立たせて頂くことに感謝しつつ、いつも歌わせて頂いている。音楽は祈りだと信じているから。前述の碑に刻んである文字「安らかに眠ってください」と願いながら。


【日時】

2023年9月22日(金)18時30分開場 19時開演

【会場】

JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

【出演】

藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)

ヴォルフラム・リーガー(ピアノ)

---------------------
音楽監督・お話 細川俊夫

【プログラム】
モーツァルト   「喜びの鼓動」「すみれ」「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼く時」ほか 
マーラー     さすらう若人の歌
ツェムリンスキー 6つの歌 Op.13
細川俊夫     2つの子守唄(日本民謡集より)

【入場料】(全席自由)
一般3,000円(当日3,500円) 学生1,500円(当日2,000円)

チケット販売所

アステールプラザ(情報交流ラウンジ) 082-244-8000

エディオン広島本店 082-247-5111

小夜曲(セレナード) 082-246-7727

電子チケットぴあ (Pコード:246-624)

ローソンチケット (Lコード:62056)

オンライン販売 http://h-culture.jp/opera/ticket/

※全席自由・消費税込み

※就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。

※前売券が売り切れた場合は当日券の販売はいたしません。

 

【主催・お問い合わせ】ひろしまオペラ・音楽推進委員会(tel:082-244-8000 JMSアステールプラザ内)

※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

 


(C)R&G Photography

藤村実穂子/メゾ・ソプラノ

ヨーロッパを拠点に国際的な活躍を続ける、日本を代表するメゾ・ソプラノ歌手。
主役級としては日本人で初めてバイロイト音楽祭にデビューし、フリッカ、クンドリ、ブランゲーネ、ワルトラウテ、エルダなどの主役で9シーズン連続出演。ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ミュンヘン国立歌劇場、パリ・シャトレー劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ドレスデン国立歌劇場、フィレンツェ歌劇場、ヴェローナ歌劇場、バルセロナ・リセウ歌劇場、ザルツブルグ祝祭大劇場等に出演の他、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、ロンドン響、ロンドン・フィル、パリ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、スイス・ロマンド管等の世界的なオーケストラ、ティーレマン、アッバ-ド、メータ、エッシェンバッハ、シャイー、ヤンソンス、ネルソンス、ネゼ=セガン、ガッティ、ドゥダメル等の著名指揮者とも共演している。またブランゲーネ役でプラシド・ドミンゴとのCD録音 「トリスタンとイゾルデ」(EMI社)でも各方面より注目を浴びた。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学大学院及びミュンヘン音楽大学大学院修了。2002年出光音楽賞、03年芸術選奨文部科学大臣新人賞、07年エクソンモービル音楽賞、13年サントリー音楽賞、14年紫綬褒章をそれぞれ受賞。

 

ヴォルフラム・リーガー/ピアノ

両親からピアノを学び始める。歌曲の研究に深く傾倒し、ミュンヘン音楽大学にてウェルバ、ドイチュ両教授に師事。ディプロマ取得後は、フィッシャー=ディースカウなどのマスタークラスに参加。学業の傍ら、1991年までミュンヘン音楽大学の教職に就く。1998年、ベルリン ハンス・アイスラー音楽大学の教授に就任。世界各地で定期的にマスタークラスを開催。
アムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィグモアホール、カーネギーホール、ムジークフェラインなど世界各地の著名なホールから招かれ、ボニー、ハンプソン、フィッシャー=ディースカウ、ゲルネなど著名な歌手、演奏家との共演も数多い。
バルセロナのフランツ・シューベルト協会の栄誉賞を含め、数々の賞を受賞。

 

 

 


(C)Kaz Ishikawa

細川俊夫/音楽監督・お話

1955年広島生まれ。ベルリン芸術大学でユン・イサンに、フライブルク音楽大学 でクラウス・フーバーに作曲を師事。80年代以降ヨーロッパと日本を中心に、作 曲活動を展開。日本を代表する作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽 祭、オペラ劇場などから次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。作品 は、大野和士、準・メルクル、ケント・ナガノ、サイモン・ラトル、ロビン・ ティチアーティ、フランツ・ウェルザー゠メストなど、世界一流の指揮者たちに よって初演され、その多くはレパートリーとして演奏され続けている。2014年に オペラ「班女」がエクサン・プロヴァンスで、11年にオペラ「松風」がブリュッ セル、16年にオペラ「海、静かな海」がハンブルクで、17年にオペラ「二人静」 がパリで、18年にはオペラ「地震・夢」がシュトゥットガルトで初演。いずれも 大きな注目を集めるとともに、高い評価を受けた。01年にドイツ・ベルリンの芸 術アカデミー会員に選ばれる。12年にはドイツ・バイエルン芸術アカデミーの会 員に選出された。07年、サントリー音楽賞受賞、12年秋、紫綬褒章を受章。18年 度国際交流基金賞を受賞。21年ゲーテ・メダル受賞。23年カリフォルニア大学、 バークレー日本賞受賞。現在、武生国際音楽祭音楽監督、東京音楽大学およびエ リザベト音楽大学客員教授。2020年から広島交響楽団のコンポーザー・イン・レ ジデンス。2022/23年、チューリッヒ、トーンハレオーケストラのコンポー ザー・イン・レジデンス。2023年3月、ベルリンフィル委嘱作品ヴァイオリン協 奏曲「祈る人」がベルリンで初演され、大きな注目を集めた。



 

12月10日(土)
毛利文香 無伴奏ヴァイオリンリサイタル

12月20日(火)
岡本侑也 & 北村朋幹 デュオ・リサイタル

 

音楽界を切り拓く、若き俊英たちの響演 ―音楽の深化、そして未来への系譜

日本を代表する作曲家 細川俊夫がお届けするHIROSHIMA HAPPY NEW EAR(広島の新しい耳)シリーズ。第29回、第30回は細川俊夫が今最も紹介したいアーティスト、才能あふれる若き奏者たちが登場します。各々が国際コンクールで入賞を果たし、海外を拠点に活動を展開。新しい時代を切り開き、これからの時代を担う俊英たちです。彼らの鋭く豊かな感性から創り出される音世界をどうぞ五感を研ぎ澄ませてお楽しみください。


 

日本の新しい世代の国際的な演奏家たち

日本の若い世代のクラシック音楽演奏家たちのなかに、自分の専門領域を18,19世紀のクラシック音楽の演奏のみに限らず、古楽からそして現代の最先端の音楽までを、「自分たちの音楽」として表現しようとする若者たちが台頭してきている。今回、広島の「新しい耳」でご紹介する3人の音楽家は、クラシック音楽の最高水準の演奏家であるばかりか、現代の音楽をも自分の存在を証し、表現する大切な音楽として、積極的に取り入れ、素晴らしい演奏を可能にする人たちである。毛利文香(ヴァイオリン)、岡本侑也(チェロ)、北村朋幹(ピアノ)の3人は、それぞれが国際コンクールの入賞者であり、3人ともヨーロッパに生活の拠点を持ちながら、国際的な活躍を続ける驚くべき才能の持ち主たちだ。彼らは、古典、現代音楽という枠組みを超えて、「音楽」の持つ豊かさを私たちに強い説得力を持って、教えてくれる。

音楽監督 細川俊夫  

 


HIROSHIMA HAPPY NEW EAR 29

    毛利文香 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル    

毛利文香/ヴァイオリン

2012年ソウル国際音楽コンクールに優勝。2015年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール第2位、エリーザベト王妃国際音楽コンクールにて第6位、2019年モントリオール国際音楽コンクール第3位。横浜文化賞文化・芸術奨励賞、川崎市アゼリア輝賞、青山音楽賞新人賞、ホテルオークラ音楽賞を受賞。神奈川フィル、東京交響楽団、東京フィル、ベルギー国立管、クレメラータ・バルティカ、ヨーロッパ室内管などと共演。音楽祭では宮崎国際音楽祭、武生国際音楽祭等に出演している。桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース、洗足学園音楽大学アンサンブル・アカデミー修了。慶応義塾大学卒業。これまでに田尻かをり、水野佐知香、原田幸一郎に師事。2015年よりクロンベルクアカデミーを経て、現在ケルン音楽大学にてミハエラ・マーティンに師事している。

 

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【日時】
令和4年(2022年)12月10日(土)
15:00開演(14:30開場)

【会場】
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場
(広島市中区加古町4-17)

【出演】
毛利文香(ヴァイオリン)

音楽監督・お話/細川俊夫

【プログラム】
J.S.バッハ 作曲
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005

L.ベリオ 作曲
 セクエンツァⅧ

細川俊夫 作曲
 エクスタシス

バルトーク.B 作曲
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ


 

HIROSHIMA HAPPY NEW EAR 30

    岡本侑也 & 北村朋幹 デュオ・リサイタル    

 


(C)Shigeto Imura

岡本侑也/チェロ

2017年エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位、2011年第80回日本音楽コンクール第1位、第25回新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞、第16回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第28回出光音楽賞、第20回ホテルオークラ音楽賞受賞。H=J.ゼーフルート、山崎伸子、W=S.ヤン、J.シュテッケル、A.チュマチェンコ、H.シュリヒティヒの各氏に師事。ミュンヘン音楽・演劇大学と同大学院ソロ科を首席で終え、現在も同院で研鑽を積みながら演奏活動を展開。2022年10月にはルツェルン、ウィーンなどでピアニストのK.ツィメルマンとの三度目の共演が予定されている、世界が最も注目するチェリスト。CD《岡本侑也 IN CONCERT》をオクタヴィアレコードから発売。明治安田クオリティオブライフ文化財団2022年度海外音楽研修生。

 


(C)TAKA MAYUMI

北村朋幹/ピアノ

愛知県出身。東京音楽コンクールにおいて第1位ならびに審査員大賞受賞、浜松国際ピアノコンクール第3位など数々の国際コンクールで入賞。日本国内をはじめヨーロッパ各地で、オーケストラとの共演、ソロリサイタル、室内楽、古楽器による演奏活動を定期的に行っている。録音は5枚のソロアルバムをフォンテックよりリリース。「ケージ プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード」は、令和3年度 文化庁芸術祭賞 レコード部門 優秀賞受賞。2019年からは自身のリサイタル企画「Real-time」を展開している。東京藝術大学に入学後、ベルリン芸術大学ピアノ科で学び最優秀の成績で卒業。伊藤恵、エヴァ・ポブウォッカ、ライナー・ベッカーの各氏に師事。現在はフランクフルト音楽・舞台芸術大学に於いてイェスパー・クリステンセン氏のもと、歴史的奏法の研究に取り組んでいる。
オフィシャルサイト http://tomoki-kitamura.com/

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【日時】
令和4年(2022年)12月20日(火)
19:00開演(18:30開場)

【会場】
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場
(広島市中区加古町4-17)

【出演】
岡本侑也(チェロ)
北村朋幹(ピアノ)

音楽監督・お話/細川俊夫

【プログラム】
L.V.ベートーヴェン 作曲
 チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1

ユン・イサン 作曲
 Glissées(1970)

J.S.バッハ 作曲
 ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第3番 ト短調 BWV1029

武満 徹 作曲
 オリオン

細川俊夫 作曲
 LiedⅢ

L.V.ベートーヴェン 作曲
 チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2

 


 


(C)Kaz Ishikawa

細川俊夫/音楽監督・お話

1955年広島生まれ。ベルリン芸術大学でユン・イサンに、フライブルク音楽大学でクラウス・フーバーに作曲を師事。80年ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習に初めて参加、作品を発表する。以降、ヨーロッパと日本を中心に、作曲活動を展開。日本を代表する作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽祭、オペラ劇場などから次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。作品は、大野和士、準・メルクル、ケント・ナガノ、サイモン・ラトル、ロビン・ティチアーティ、フランツ・ウェルザー゠メストなど、世界一流の指揮者たちによって初演され、その多くはレパートリーとして演奏され続けている。2014年、トランペット協奏曲「霧のなかで」で3度目の尾高賞を受賞。04年にオペラ「班女」がエクサン・プロヴァンスで、11年にオペラ「松風」、16年にオペラ「海、静かな海」がハンブルクで、17年にオペラ「二人静─海から来た少女─」がパリで、18年にはオペラ「地震・夢」がシュトゥットガルトで初演。いずれも大きな注目を集めるとともに、高い評価を受けた。01年にドイツ・ベルリンの芸術アカデミー会員に選ばれる。06/07年および08/09年、ベルリン高等研究所からフェロー(特別研究員)として招待され、ベルリンに滞在。12年にはドイツ・バイエルン芸術アカデミーの会員に選出された。12年秋、紫綬褒章を受章。18年度国際交流基金賞を受賞。21年ゲーテ・メダル受賞。現在、武生国際音楽祭音楽監督、東京音楽大学およびエリザベト音楽大学客員教授。20より、広島交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンス。


 

【入場料】(全席自由・消費税込)
各公演につき   一般3,000円(当日3,500円)、 学生1,500円(当日2,000円)
2公演セット券 一般5,000円、学生2,500円

※就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。
※前売券が売り切れた場合は当日券の販売はいたしません。
※やむを得ない事情によりにより曲目等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

【チケット販売所】
JMSアステールプラザ情報交流ラウンジ / 082-244-8000
チケットぴあ
ローソンチケット
小夜曲 / 082-246-7727
オンライン販売


 

【お問合せ】ひろしまオペラ・音楽推進委員会(tel:082-244-8000 JMSアステールプラザ内)

【主催】ひろしまオペラ・音楽推進委員会、広島市、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ

【後援】広島市教育委員会、中国新聞社、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、FMちゅーピー76.6MHz

 



ヒロシマ・ミュージック・プロジェクトは、「東アジア音楽祭 in ヒロシマ」公演を通し、東アジア地域における“多文化社会と共生”の理念のもとに、伝統性と現代性の両面を互いに補完し合う文化・芸術の関係を模索し検証を続けています。
今回は第10回を記念し、従来の日本・韓国・台湾を基軸とした東アジア地域の作曲家の作品、とりわけ、日本の伝統楽器(尺八、三味線、箏)、韓国の伝統楽器(カヤグム、テグム、チャンゴ)、台湾の民族楽器他を中心としたレクチャーコンサートに続いて、コンサート(伝統楽器による室内楽作曲作品展・現代室内楽作曲作品展)を開催いたします。
また[特別企画]<被爆と朝鮮戦争を生き延びた原爆孤児>と題して、広島での被爆、そのあと韓国に渡り朝鮮戦争を生き延びた友田典弘さんにお話を伺います。


内 容
2021年10月30日(土)
■【特別企画】トークセッション 開場13:00 開演13:30~15:00
友田典弘×伴谷晃二(エリザベト音楽大学名誉教授)

<ヒロシマの語り部:原爆と朝鮮戦争を生き延びた原爆孤児 友田典弘の足跡> 
<>演奏 伴谷晃二作曲「ヒロシマの詩Ⅶ、ヴァイオリンとピアノと明珍火箸風鈴のために」

■【特別企画】レクチャー&映像/公演 開場15:00 開演15:15~19:30
松尾恒一(国立歴史民俗博物館教授)

<韓国伝統歌舞楽公演「クッGud」>テハンサラム DaehanSaram(映像公演)
<比婆荒神神楽「儀式舞」>比婆荒神神楽社+こども神楽塾公演

2021年10月31日(日)
■レクチャー&コンサートⅠ 開場13:00 開演13:30~17:00
片桐功(エリザベト音楽大学名誉教授)
<韓国の伝統音楽展>(映像公演:ヘグム/カヤグム/テグム/チャンゴ)+現代室内楽作曲作品展

■レクチャー&コンサートⅡ 開場17:00 開演17:15~20:00
片桐功(エリザベト音楽大学名誉教授)
<日本の伝統音楽展>(尺八/三味線/箏)+現代室内楽作曲作品展

会 場
JMSアステールプラザオーケストラ等練習場

入場料
一般 3,000円(当日3,500円)
学生 2,000円(当日2,500円)※中・高・大学生
ペア 5,000円(当日5,500円)

(障がい者席 お申し込み → TEL:0829-38-2264)

※全席自由
※小学生は無料。就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。

チケット販売所
JMSアステールプラザ情報交流ラウンジ
広島市各区民文化センター
エディオン広島本店
カワイ広島店
ウッドワンさくらぴあ事務室

主 催
ヒロシマ・ミュージック・プロジェクト

共 催
ひろしまオペラ・音楽推進委員会、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ

お問い合わせ
ヒロシマ・ミュージック・プロジェクト事務局
TEL/FAX 0829-38-2264
http://hiroshimamusic.sblo.jp/


◎公演ご来場のお客様へのお願い

広島市主催のイベント等の開催に関する基本方針及び(公社)全国公立文化施設協会による新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを踏まえ、新型コロナウイルス感染予防、拡散防止への対応策に取り組み、本公演を実施して参ります。
お客様におかれましては、何卒ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

■公演当日はご来場前に体調チェックをお願いいたします。以下のお客様はご鑑賞をご遠慮くださいますようお願いします。
・37.5度以上の発熱が認められた方。(公演当日検温を実施します)
・過去2週間以内に発熱や感冒症状で受診や服薬等をされた方
・咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、目の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐等による体調不良の方
・新型コロナウイルス感染症陽性とされた方との濃厚接触がある方
・過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴及び当該在住者との濃厚接触がある方

■出演者等へのプレゼントのお預かりはお断りいたします。

■出演者に対するブラボーなどのご声援はご遠慮ください。

■氏名及び連絡先等の把握にご協力ください。
万が一鑑賞された方に新型コロナウイルス感染者が発生した場合には、必要に応じて保健所等の公的機関へ、ご来場者様のお名前、緊急連絡先を開示させていただきますことをご了承ください。

■新型コロナウイルスに対する感染予防対策への協力をお願いします。
・咳エチケット、マスク着用、こまめな手洗い・手指消毒の徹底をお願いします。
・人と人との適切な距離(最低1m)の確保を徹底してください。
・来場者同士の接触や大声での会話はお控えください。


※JMSアステールプラザ情報交流ラウンジ他にて、チケットを大好評販売中です!

 



日本を代表する現代音楽作曲家 細川俊夫がお届けするHIROSHIMA HAPPY NEW EAR(広島の新しい耳)シリーズ。
第28回は、今、世界で羽ばたく若き俊才ピアニスト北村朋幹が登場!浜松国際ピアノコンクール、シドニー国際ピアノコンクール、リーズ国際ピアノコンクール、ボン・テレコム・ベートーヴェン国際ピアノコンクールなど多くのコンクールで入賞を果たし、現在はドイツを拠点に活躍しています。
今回は細川俊夫作曲「エチュード」をはじめとして、武満徹、シューマン、ブラームスの作品とともに、北村朋幹が音楽を通して自己を探求する意欲的なプログラム!
卓越した技量と豊かな感性、深い考察に基づく演奏により聴衆を惹きつけてやまない北村朋幹の、心の深淵に問いかける演奏に耳を傾けてください。

【日時】
令和3年3月8日(月) 開演19時(開場18時30分)

※感染症の状況によっては、公演中止となる場合があります。中止の決定はホームページでご案内いたします。

【会場】
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

【入場料】
一般3,000円(当日3,500円) 学生1,500円(当日2,000円)

【チケット販売所】
アステールプラザ(082-244-8000)
電子チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:189-473
ローソンチケット0570-084-006(Lコード:61393
オンライン販売 こちら
 

【出演】

音楽監督・お話/細川俊夫
演奏/北村朋幹(ピアノ)

【プログラム】
細川俊夫作曲 メロディアII
武満徹作曲 遮られない休息
ブラームス作曲 4つのバラード Op.10
細川俊夫作曲 エチュードI-VI
シューマン作曲 精霊の主題による変奏曲
-アフタートーク-

 

【ご来場されるお客様へのお願い】
広島市主催のイベント等の開催に関する基本方針及び(公社)全国公立文化施設協会による新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを踏まえ、新型コロナウイルス感染予防、拡散防止への対応策に取り組み、本公演を実施して参ります。
お客様におかれましては、何卒ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 

■公演当日はご来場前に体調チェックをお願いいたします。以下のお客様はご鑑賞をご遠慮くださいますようお願いします。
37.5度以上の発熱が認められた方。(公演当日検温を実施します)
過去2週間以内に発熱や感冒症状で受診や服薬等をされた方。
咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、目の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐等による体調不良の方。
新型コロナウイルス感染症陽性とされた方との濃厚接触がある方。
過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴及び当該在住者との濃厚接触がある方。
 

※上記理由または感染予防のためにご鑑賞を取り止められる場合は、入場券の代金は払い戻しさせていただきます。(公演終了1週間後を期限とさせていただきますのでご了承ください。)

万が一、鑑賞された方に新型コロナウイルス感染者が発生した場合には、必要に応じて保健所等の公的機関へ、ご来場者様のお名前、緊急連絡先を開示させていただきますことをご了承ください。


■新型コロナウイルスに対する感染予防対策への協力をお願いします。

・咳エチケット、マスク着用、こまめな手洗い・手指消毒の徹底をお願いします。
・人と人との適切な距離(最低1m)の確保を徹底してください。
・来場者同士の接触や大声での会話はお控えください。

 

【主催】ひろしまオペラ・音楽推進委員会

【お問い合わせ】 ひろしまオペラ・音楽推進委員会 082-244-8000

 

 

北村朋幹/ピアノ

1991年愛知県生まれ。
3歳よりピアノを始め、これまでに浜松国際ピアノコンクール第3位、シドニー国際ピアノコンクール第5位ならびに3つの特別賞、リーズ国際ピアノコンクール第5位、ボン・テレコム・ベートーヴェン国際ピアノコンクール第2位を受賞。
2005年、第3回東京音楽コンクールにおいて第1位ならびに審査員大賞(全部門共通)受賞。以来、国内外のオーケストラと共演しており、日本、ドイツをはじめヨーロッパ各地でソロリサイタル、室内楽、古楽器による演奏活動を定期的に行っている。その演奏は《類稀なる時間の感覚。まるで素晴らしい指揮者によるオーケストラの演奏を聴いているよう(パヴェル・ギリロフ)》《卓抜な詩的感性、そして哲学的叡智を具えた芸術家(濱田滋郎)》などと評されている。2019年4月ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィルのメンバーで編成される「トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン」のソリストに抜擢された。
録音は「遙かなる恋人に寄す―シューマン「幻想曲」からの展望―」(2011)、「夜の肖像」(2014)、「黄昏に-ブラームス/リスト/ベルク作品集 」(2016) 、「Bagatellen」(2019)がそれぞれフォンテックから発売され、レコード芸術をはじめとする主要紙において好評を得ている。
愛知県立明和高等学校音楽科を経て東京藝術大学に入学、2011年よりベルリン芸術大学ピアノ科で学び、最優秀の成績で卒業。これまでに伊藤恵、エヴァ・ポブウォッカ、ライナー・ベッカーの各氏に師事。現在はフランクフルト音楽・舞台芸術大学に於いてイェスパー・クリステンセン氏のもと、歴史的奏法の研究に取り組んでいる。
オフィシャルサイト
http://tomoki-kitamura.com/

 

 

細川俊夫/音楽監督・お話

1955年広島生まれ。1976年から10年間ドイツ留学。ベルリン芸術大学でユン・イサンに、フライブルク音楽大学でクラウス・フーバーに作曲を師事。1980年、ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習に初めて参加、作品を発表する。以降、ヨーロッパと日本を中心に、作曲活動を展開。日本を代表する作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽祭、オペラ劇場等から次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。2004年のエクサンプロヴァンス音楽祭の委嘱による2作目のオペラ「班女」(演出=アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル)、2005年のザルツブルク音楽祭委嘱のオーケストラ作品「循環する海」(世界初演=ウィーン・フィル)、第5回ロシュ・コミッション(2008年)受賞による委嘱作品である2010年世界初演のオーケストラのための「夢を織る」(クリーヴランド管弦楽団によって、ルツェルン音楽祭、カーネギーホール等で初演)、2011年のモネ劇場の委嘱によるオペラ「松風」(演出=サシャ・ヴァルツ)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とバービカン・センター、コンセルトヘボウの共同委嘱による「ホルン協奏曲―開花の時―」といった作品は、大野和士、準・メルクル、ロビン・ティチアーティ、サイモン・ラトルなど、世界一流の指揮者たちによって初演され、その多くはすでにそれぞれのジャンルにおけるレパートリーとして演奏され続けている。2013年のザルツブルク音楽祭では、二度目となる同音楽祭委嘱作品、ソプラノとオーケストラのための「嘆き」の初演をはじめ、アンサンブル・ウィーン=ベルリン委嘱作品「古代の声」の初演ほか、多くの作品が演奏された。2001年にドイツ・ベルリンの芸術アカデミー会員に選ばれる。東京交響楽団1998-2007、ベルリン・ドイツ交響楽団2006/2007シーズン、および西ドイツ放送局合唱団2006-2008、ネーデルランド・フィルハーモニー管弦楽団2013/2014シーズンのコンポーザー・イン・レジデンスを歴任。2012年秋、紫綬褒章を受章。2015年モーツァルト・フェスティバル(ヴュルツブルク)のコンポーザー・イン・レジデンス。2016年にハンブルク国立歌劇場の委嘱によるオペラ「海、静かな海」(指揮=ケント・ナガノ、原作/演出=平田オリザ)が初演、2017年12月アンサンブル・アンテルコンタンポランの委嘱によるオペラ「二人静―海から来た少女―」(指揮=マティアス・ピンチャー、原作=平田オリザ)が演奏会形式によりパリのシテ・ドゥ・ラ・ミュジークで初演、2018年7月には、シュトゥットガルト歌劇場の委嘱による新作オペラ「地震。夢」が初演され、大きな注目を集めるとともに、大きな評価を受けた。2018年度国際交流基金賞を受賞。武生国際音楽祭音楽監督、東京音楽大学およびエリザベト音楽大学客員教授、2020/21広島交響楽団のコンポーザーインレジデンス。


★延期公演の日程が決定しました!

  2021年(令和3年)11月11日(木)

 

【公演延期のお知らせ】

新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえつつ、これまで本公演の開催について検討してまいりましたが、この度の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ご来場されるお客様、及びアーティストへの感染防止と安全を最優先に考慮し、4月19日(日)に予定していました「HIROSHIMA HAPPY NEW EAR 28音の故郷 そして宇宙へ」公演を延期させていただきます。

公演を楽しみにお待ち頂いていたお客様に深くお詫び申し上げます。

なお、チケットはすべて払い戻しとさせていただきますのでご了承ください。

 

▼チケットの払い戻し等に関して次のとおりといたします。

▽ご購入場所【払戻方法】

・JMSアステールプラザ情報交流ラウンジ

 【JMSアステールプラザ情報交流ラウンジにて払い戻しを行います。】

・エディオン広島本店、福屋広島駅前店

 【チケット及び返金用口座情報を同封の上、下記お問い合わせ先にご郵送またはご持参ください。】

・ローソンチケット

 【ローソンチケットへご連絡ください。0570-084-006】

・アステールプラザホームページ「オンライン販売」

 【CNプレイガイドへご連絡ください。0570-08-9999】

 

▽払戻期間

 期間:3月27日(金)~5月31日(日)

 

▽お問い合わせ

ひろしまオペラ・音楽推進委員会

〒730₋0812

広島市中区加古町4-17 アステールプラザ内 ひろしまオペラ・音楽推進委員会

「HIROSHIMA HAPPY NEW EAR 28」チケット払戻係

tel:082-244-8000


H♪rosh♪ma Happy New Ear OperaⅣ
「松風」
月光の下 汐を汲む女の魂は 叶わぬ恋を待ち続ける女の情念
原作/観阿弥 改作/世阿弥
台本/ハンナ・デュブゲン
作曲/細川俊夫
1幕5場/ドイツ語上演/字幕付

能『松風』を基にドイツ語でオペラ化された「松風」は、
2011年にベルギーのモネ劇場で世界初演された細川俊夫の第3作目のオペラ。
指揮の川瀬賢太郎、演出の岩田達宗のコンビで能舞台を活用した新演出の広島初演!
2018年1月に能舞台で細川俊夫の「班女」を上演して以来のコンビは
細川音楽を知り尽くしており、その取り組みが期待される。


音楽監督 細川俊夫


指揮 川瀬賢太郎


演出 岩田達宗


オペラ「松風」 新演出による広島初演!

 Hiroshima Happy New Ear オペラシリーズ第4回目は、2011年世界初演、その後世界6か国で40回以上公演され、2018年2月、新国立劇場で日本初演を迎えた細川俊夫の現代オペラ「松風」を、オペラ演出家 岩田達宗の新演出で上演します。
 能『松風』を基にドイツ語でオペラ化されたこの作品は、オペラファンのみならず、美術やダンスといった多様な分野のファンへ大きな影響を与えたことが評価され、第31回ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞するなど好評を博しました。

日本固有の「能」を題材に、恋慕の情の表現が際立つ情緒豊かな『松風』を、アステールプラザの特徴である能舞台を活用して能の持つ力を活かし、広島オリジナルの『松風』を上演します。どうぞご期待ください!


松風チラシ表


松風チラシ裏

-あらすじ-

 ある秋の夕暮れ、諸国を旅する僧が須磨の浦を訪れる。
訳ありげな一本の松を見つけ、在原行平の寵愛を受けた松風、村雨という姉妹の墓標であると知った僧は、二人の霊を弔い、岸辺の塩屋で主を待ち眠り込む。
 その夜、若い二人の汐汲の女が現れ、美しい月明かりの下で汐を汲む。
僧は二人と秋の夜語りを始め、この地に縁のある行平の詠んだ和歌を引き、
夕刻浜辺で弔った松の木のことを話す。
 すると二人は涙を落とし、自分たちがその松風と村雨の亡霊だと明かし、行平への思慕の念を語る。
 松風は、行平の形見の狩衣と烏帽子を身に着け、恋慕の情にかられ激しく舞い、
松を行平と思い寄りすがる。
 村雨はなだめるが、やがて行平の幻影に狂乱し、二人の叫びは雨と風の音に転じてゆく。
 夜が明けると、塩屋はなく二人の姿は消え、ただ松を吹き抜ける風が吹くばかりであった。

日時
2020年2月15日(土)14時開演(13時30分開場)
2020年2月16日(日)14時開演(13時30分開場)

会場
JMSアステールプラザ中
ホール(能舞台)

音楽監督
細川俊夫

指揮
川瀬賢太郎

演出
岩田達宗

管弦楽
広島交響楽団

キャスト

役名 2月15日(土)・16日(日)
松風 半田 美和子
村雨 藤井 美雪
旅の僧 初鹿野 剛
須磨の浦人 山岸 玲音


※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

スタッフ
副指揮、マエストロ・ソスティトゥート/平野満
美術デザイン/増田寿子
衣裳デザイン/半田悦子
照明デザイン/大島祐夫
舞台監督/菅原多敢弘
演出助手/唐谷裕子

チケット料金
S席 4,500円
A席 3,000円
車いす席 4,500円 ・介助者1名無料(パイプ椅子)、JMSアステールプラザのみ扱い

※就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。
※公演中止の場合を除き、チケットの変更及び払い戻しはいたしません。

チケット販売所
エディオン広島本店、福屋広島駅前店、中国新聞社読者広報室、JMSアステールプラザ
電子チケットぴあ(Pコード:166-309)、ローソンチケット(Lコード:62627)
オンライン販売→ こちら (CNプレイガイド)

主催
ひろしまオペラ・音楽推進委員会、広島市、公益財団法人広島市文化財団 アステールプラザ、中国新聞社

共催
公益社団法人広島交響楽協会

助成
平成31年度文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)独立行政法人日本芸術文化振興会

後援
広島市教育委員会、NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島
広島エフエム放送、FMちゅーピー76.6MHz

【お問い合わせ】
ひろしまオペラ・音楽推進委員会

〒730-0812 広島市中区加古町4-17 JMSアステールプラザ内
TEL:082-244-8000 FAX:082-246-5808
e-mail:naka-cs@cf.city.hiroshima.jp


 


「オペラ通信」ご案内

ひろしまオペラ・音楽推進委員会では、公演のレビュー/プレビューや、公演関係者へのインタビュー記事、各種公演やコンサート情報などを掲載した『オペラ通信』を夏と冬の年2回発行しています。今回は「松風」メインキャストのお二方のインタビューを掲載しています!

『オペラ通信』はアステールプラザ、各区民文化センター、公民館の他、広島市内の主要公共施設で無料配布しています。

「松風」の記事をたくさんの皆様にご覧いただきたいので、ホームページでも公開しています。下のアイコンからご覧ください!


ファイルイメージ

オペラ通信2019冬号



ヒロシマ・ミュージック・プロジェクトは、東アジア地域における“多文化社会と共生”を背景に“核兵器廃絶と平和への希求”を願い、「東アジア音楽祭inヒロシマ<ヒロシマからのメッセージ>ー伝統と現代の響奏―」の伝統音楽展と現代室内楽展を継続しています。
今回の公演は、日本の伝統楽器(尺八と箏)や韓国の伝統楽器(カヤグム、テグム、チャンゴ)、台湾の打楽器奏者他を中心としたレクチャーに続いて、コンサート(伝統楽器による室内楽作曲作品展+現代室内楽作曲作品展)を開催いたします。
また[特別企画 トークセッション]<被爆時の助産師“益田小蝝(ますだ こえん)の足跡”>をヒロシマの語り部の朴南珠さんと三男で合唱指揮者の益田 遙先生が語ります。


内 容
2019年10月13日(日)
■レクチャー&コンサートⅠ 開場13:00 開演13:30~15:45
韓国の伝統音楽展(カヤグム、テグム、チャンゴ)+現代室内楽作曲作品展

■トークセッション 16:00~17:00
<ヒロシマの語り部:被爆時の助産師 益田
小蝝(ますだ こえん)の足跡> 朴 南珠/益田 遥
演奏 伴谷晃二作曲「ヒロシマの詩Ⅶ、ヴァイオリンとピアノと明珍火箸のために」(2019:世界初演)

■レクチャー&コンサートⅡ 17:15~19:45
日本の伝統音楽展(尺八、箏)+現代室内楽作曲作品展

 

会 場
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

入場料

一般前売り 3,000円(当日3,500円)
学生前売り 2,000円(当日2,500円)
ペア前売り 5,000円(当日5,500円)

※全席自由
※就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。
※障がい者席(介助者席)はお問い合わせください。

チケット販売所

アステールプラザ情報交流ラウンジ
広島市内各区民文化センター
エディオン広島本店
カワイ広島店
アルパーク天満屋3F
ウッドワンさくらぴあ事務室

主 催
ヒロシマ・ミュージック・プロジェクト

共催
ひろしまオペラ・音楽推進委員会、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ

協力
駐広島大韓民国総領事館、(医)八千代会/メリィハウスグループ、有限会社明珍本舗、有限会社南條工房

助成
公益社団法人企業メセナ協議会 助成認定制度

後援
広島県、広島県教育委員会、広島市、広島市教育委員会、(公財)広島平和文化センター、廿日市市、(公財)廿日市市芸術文化振興事業団、廿日市市教育委員会、中国新聞社、朝日新聞社、NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、FMちゅーピー76.6MHz、FMはつかいち76.1MHz、エリザベト音楽大学、広島文化学園大学、平成音楽大学、(一社)日本作曲家協議会、特定非営利活動法人日本現代音楽協会、(公社)日本演奏連盟、広島市文化協会、NPO法人クリーンDCクラブ

協賛
緒方・藤川法律事務所、(資)音楽技術研究工房、㈱デリカウィング、広島アンデルセン、広島ガス㈱、㈱広島銀行、広島信用金庫、広島電鉄㈱、(医)原田会・原田内科医院/はらだ小児科医院、(医)みやうち/(公財)みやうち芸術文化振興財団、もみじ銀行、㈱山崎本社、(医)八千代会/メリィハウスグループ、㈱やまだ屋、㈱ゆたかフーズ

 

お問い合わせ
ヒロシマ・ミュージック・プロジェクト事務局
TEL/FAX 0829-38-2264
携帯 090-1359-0215
E-mail:kozz@themis.ocn.ne.jp
http://hiroshimamusic.sblo.jp/

 


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細川俊夫が注目する作曲家が「ヒロシマ」をテーマにした作品を世界初演

 

日本を代表する現代音楽作曲家 細川俊夫がお届けするHIROSHIMA HAPPY NEW EAR (広島の新しい耳)シリーズ。

第27回目は、細川俊夫が注目する二人の若手作曲家に「ヒロシマ」をテーマにした作品を委嘱し、広島初登場の石川星太郎の指揮、広島交響楽団(室内オーケストラ編成)の演奏で世界初演します。

また、現代の優れた作品を併せて紹介。広島交響楽団フルート奏者/森川公美をソリストに迎えて細川俊夫作曲「旅Ⅴ」、世界の音楽祭に招待されパフォーマンスを行っている能/青木涼子が謡う新進気鋭の若手イタリア人作曲家のフェデリコ・ガルデッラによる「Two Souls」【改訂版・世界初演】の2作品を演奏します。

広島から世界へ発信するHIROSHIMA HAPPY NEW EAR シリーズ。広島が歩んできた道に想いを馳せ新しい音楽で未来へと繋げます。


○音楽監督・お話○
 細川俊夫

〇委嘱作曲家○
 神山奈々
 小出稚子

〇ゲスト作曲家○
 フェデリコ・ガルデッラ

〇指揮○
 石川星太郎

〇演奏○
 広島交響楽団
 青木涼子(能)
 森川公美(フルート)

○プログラム○
 細川俊夫作曲 / 旅Ⅴ
 フェデリコ・ガルデッラ作曲 / Two Souls 【改訂版・世界初演】
 神山奈々作曲 / きっと、またここで会えますように 【委嘱・世界初演】
 小出稚子作曲 / Oyster  Lullaby 【委嘱・世界初演】

○日時○
 平成31年6月14日(金)18時30分開場 19時開演

○会場○
 JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場(広島市中区加古町4-17)

○入場料○
 一般 2,500円(当日3,000円)
 学生 1,500円(当日2,000円)

○チケット販売所○
 エディオン広島本店 082-247-5111
 福屋広島駅前店 082-568-3942
 小夜曲(セレナード) 082-246-7727
 中国新聞社読者広報部 082-236-2455
 アステールプラザ 082-244-8000
 電子チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:143-254)
 ローソンチケット 0570-084-006(Lコード:61761)
 オンライン販売 http://h-culture.jp/opera/ticket/

※4月13日(土)チケット発売開始※

○お問い合わせ○
 ひろしまオペラ・音楽推進委員会
 〒730-0812 広島市中区加古町4-17
 TEL 082-244-8000

神山奈々【委嘱作曲家】
1986年1月16日、群馬県前橋市生まれ。東京音楽大学付属高校から作曲を専門的に学び、同大学卒業後、同大学院修士課程を修了。現代音楽の分野において、オーケストラ曲、室内楽曲、合唱曲、吹奏楽曲、邦楽器ための作品に積極的に取り組み、創作活動を展開している。近作としては、フルートソロのための<線香花火>が上野由恵によって武生国際音楽祭で初演された。また、放送の音楽や劇音楽、教育現場のため実用的な音楽作品も制作している。第79回日本音楽コンクール作曲部門第3位(2010)。2013年度武満徹作曲賞第3位などの入賞歴がある。これまでに作曲を有馬礼子、西村朗、細川俊夫の各氏に師事。現在、東京音楽大学非常勤講師を勤め、音楽理論、ソルフェージュ等の指導にもあたっている。

小出稚子【委嘱作曲家】
1982年生まれ、千葉県出身。東京音楽大学、同大学院修了。ローム ミュージックファンデーション奨学金、文化庁新進芸術家海外研修制度、デンハーグ王立音楽院より助成を受け、アムステルダム音楽院およびデン・ハーグ王立音楽院を修了。その後インドネシア政府奨学金および野村財団より助成を受け、インドネシア国立芸術大学スラカルタ校でジャワ・ガムランの演奏と理論を学ぶ。第17回芥川作曲賞受賞、第76回日本音楽コンクール作曲部門第2位と聴衆賞、第18回出光音楽賞、アリオン賞等を受賞。2016年トンヨン国際音楽祭で初演された《布袋》で、アジア作曲家ショーケース・ゲーテ賞ならびに聴衆賞を受賞。作品は、武生国際音楽祭、ガウデアムス国際音楽週間(ユトレヒト)、上海現代音楽週間、Music From Japan Festival(ニューヨーク)、Toonzetters(アムステルダム)、テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK教育テレビ、NHK-FM「現代の音楽」等で演奏、紹介されている。自作自演ユニット「鬼子母神不眠ガールズ」、エロティシズムをテーマとするアート・ユニット「すけべ人間」各メンバー。現在、東京音楽大学付属民族音楽研究所研究員。



ベルギーの現代音楽アンサンブルChampdActionで、
音楽監督の役割も担うコアメンバーの一人だった辺見康孝率いる
Hemmi Quartetがメンバーを固定して本格始動!
20世紀を代表する作曲家、リゲティの弦楽四重奏曲2曲を演奏します!


日 時
2019年2月17日(日)15:00開演(14:30開場)

会 場
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

入場料

一般前売り 2,500円
学生前売り 1,500円

※当日券は500円増
※全席自由
※就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。

主 催
山陽トクイ連合、へんみ弦楽四重奏団広島公演実行委員会

お問い合わせ
メール info@hemmi-quartet.site
お電話 090-2000-2513
http://hemmi-quartet.site/
★ウェブサイトのメールフォームから前売券のご予約(当日精算)ができます。


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日本を代表する現代音楽作曲家 細川俊夫がお届けするHIROSHIMA HAPPY NEW EAR(広島の新しい耳)シリーズ。
第26回目は、日本最高の若手フルート奏者で国際的な視野で活躍するアーティストに贈られる【HIROSHIMA,HAPPY, NEW, EAR, 細川俊夫,上野由恵、フルート、S&R ワシントン賞、,由恵』と、変幻自在のマルチ・ピアニストの『中川賢一』を迎え、魅惑の現代音楽をお楽しみください。

【日時】
平成30年12月14日(金) 開演19時(開場18時30分)

【会場】
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

【入場料】
一般2,500円(当日3,000円) 学生1,500円(当日2,000円)

【チケット販売所】
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)
福屋広島駅前店チケットサロン(082-568-3942)
小夜曲(082-246-7727)
中国新聞社読者広報部(082-236-2455)
アステールプラザ(082-244-8000)
電子チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:124-246
ローソンチケット0570-084-006(Lコード:61663
オンライン販売 こちら
※9月1日発売開始!

【出演】
音楽監督・お話/細川俊夫
演奏/上野由恵(フルート)、中川賢一(ピアノ)

【プログラム】
ユン・イサン作曲 無伴奏フルートのための5つの エチュードより 1番、5番
細川俊夫作曲 フルートとピアノのための リート
細川俊夫作曲 フルートのための 線Ⅰ
 -休憩-
クロード・ドビュッシー作曲 牧神の午後への前奏曲
三浦則子作曲 フルートとピアノのための 空から/ 窓から【新作委嘱作品/世界初演】
ピエール・ブーレーズ作曲 フルートとピアノのための ソナチネ
 -アフタートーク-

【主催】 ひろしまオペラ・音楽推進委員会、中国新聞社

【お問い合わせ】 ひろしまオペラ・音楽推進委員会 082-244-8000

東京芸術大学をアカンサス賞を得て首席で卒業後、同大学修士課程修了。日本音楽コンクール、東京音楽コンクール、日本木管コンクール等の主要コンクールで優勝し、併せて聴衆賞を受賞。各地でのリサイタルの他、ソリストとしてE・インバル、V・ヴァリトフ、小林研一郎、広上淳一、北原幸夫、大友直人、松尾葉子、飯森範親の各氏らの指揮による国内外のオーケストラ(チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、京都市交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団等)と共演。その他、ドイツ、オーストリア、フランス、ロシア、アメリカ、韓国、中国、台湾での公演にも招かれ演奏。これまでに、オクタヴィア・レコード等より計9枚のCDをリリース。レコード芸術誌特選盤、朝日新聞特選盤等に選ばれる。2016年はアメリカに拠点を置き、ニューヨーク・カーネギーホールやワシントンで公演を重ねる。2017年秋よりフランス・パリに拠点を移して活動中。2018年S&Rワシントン賞を受賞。
オフィシャルウェブサイトhttps://www.yoshieueno.com/

桐朋学園音楽学部ピアノ専攻卒業。同時に指揮も学ぶ。卒業後渡欧し、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ科を首席修了。在学中にフォルテピアノ、チェンバロも習得。1997年オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。ヨーロッパ国内外の様々な音楽祭に出演、日本ではサントリーサマーフェスティバル、東京の夏音楽祭、武生国際音楽祭に度々参加。NHK-FM、NHK-BSなどに多数出演、新作初演も多い。ダンスと音楽など他分野とのコラボレーションを行う他、「Just Composed in Yokohama 2003」、「超難解音楽祭」(仙台)音楽監督・ プロデュースなども行った。ピアノ演奏とトークを交えたアナリーゼ等を展開。クラングフォルムウィーン、ムジークファブリーク、アンサンブルルシェルシュ、アルテルエゴなどを指揮、アルディッティカルテットやバーバラ・ハンニガン、イエルーン・ベルワルツ等と共演する他、アンサンブ・モデルンとのコラボレーションは話題を呼んだ。メシアンピアノ曲全曲演奏、ケージ「ソナタとインターリュード」、ジェフスキー「不屈の民変奏曲」、リュック・フェラーリピアノ作品集演奏会、武満徹ピアノ曲全曲等数多くを演奏し、各方面から好評を博す。東京室内歌劇場、東京フィル、仙台フィル、広響他と指揮で共演。現代音楽アンサンブル「アンサンブル・ノマド」のピアニスト、指揮者。お茶の水女子大学、 桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。 
公式ホームページ http://www.nakagawakenichi.jp
 

1955年広島生まれ。1976年から10年間ドイツ留学。ベルリン芸術大学でユン・イサンに、フライブルク音楽大学でクラウス・フーバーに作曲を師事。1980年、ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習に初めて参加、作品を発表する。以降、ヨーロッパと日本を中心に、作曲活動を展開。日本を代表する作曲家として、欧米の主要なオーケストラ、音楽祭、オペラ劇場等から次々と委嘱を受け、国際的に高い評価を得ている。2004年のエクサンプロヴァンス音楽祭の委嘱による2作目のオペラ「班女」(演出=アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル)、2005年のザルツブルク音楽祭委嘱のオーケストラ作品「循環する海」(世界初演=ウィーン・フィル)、第5回ロシュ・コミッション(2008年)受賞による委嘱作品である2010年世界初演のオーケストラのための「夢を織る」(クリーヴランド管弦楽団によって、ルツェルン音楽祭、カーネギーホール等で初演)、2011年のモネ劇場の委嘱によるオペラ「松風」(演出=サシャ・ヴァルツ)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とバービカン・センター、コンセルトヘボウの共同委嘱による「ホルン協奏曲―開花の時―」といった作品は、大野和士、準・メルクル、ロビン・ティチアーティ、サイモン・ラトルなど、世界一流の指揮者たちによって初演され、その多くはすでにそれぞれのジャンルにおけるレパートリーとして演奏され続けている。2013年のザルツブルク音楽祭では、二度目となる同音楽祭委嘱作品、ソプラノとオーケストラのための「嘆き」の初演をはじめ、アンサンブル・ウィーン=ベルリン委嘱作品「古代の声」の初演ほか、多くの作品が演奏された。2001年にドイツ・ベルリンの芸術アカデミー会員に選ばれる。東京交響楽団1998-2007、ベルリン・ドイツ交響楽団2006/2007シーズン、および西ドイツ放送局合唱団2006-2008、ネーデルランド・フィルハーモニー管弦楽団2013/2014シーズンのコンポーザー・イン・レジデンスを歴任。2012年秋、紫綬褒章を受章。2015年モーツァルト・フェスティバル(ヴュルツブルク)のコンポーザー・イン・レジデンス。2016年にハンブルク国立歌劇場の委嘱によるオペラ「海、静かな海」(指揮=ケント・ナガノ、原作/演出=平田オリザ)が初演、2017年12月アンサンブル・アンテルコンタンポランの委嘱によるオペラ「二人静―海から来た少女―」(指揮=マティアス・ピンチャー、原作=平田オリザ)が演奏会形式によりパリのシテ・ドゥ・ラ・ミュジークで初演、2018年7月には、シュトゥットガルト歌劇場の委嘱による新作オペラ「地震。夢」が初演され、大きな注目を集めるとともに、大きな評価を受けた。武生国際音楽祭音楽監督、東京音楽大学およびエリザベト音楽大学客員教授。



『魔術・儀式』をテーマに音楽監督を務める細川俊夫氏の作品を含む意欲的なプログラムで構成し、作曲家シェルシが声の可能性を極限まで追求した難曲「山羊座の歌」のエキスパートであるソプラノ歌手・太田真紀と、クラシックのみならず現代音楽の分野で精力的に活動しているサクソフォン奏者・大石将紀を迎える。魔術的な音楽の世界をお楽しみください。

【日時】
平成30年5月18日(金) 開演19時(開場18時30分)

【会場】
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

【入場料】
一般2,500円(当日3,000円) 学生1,500円(当日2,000円)

【チケット販売所】
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)
福屋広島駅前店チケットサロン(082-568-3942)
小夜曲(082-246-7727)
中国新聞社読者広報部(082-236-2455)
アステールプラザ(082-244-8000)
電子チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:101-824
ローソンチケット0570-084-006(Lコード:61582
オンライン販売 こちら

【出演】
音楽監督・お話/細川俊夫
演奏/太田真紀(ソプラノ)、大石将紀(サクソフォン)、小川裕雅(パーカッション)、荻原里香(パーカッション)

【プログラム】
ルチアーノ・ベリオ作曲 セクエンツァⅨb
ルチアーノ・ベリオ作曲 セクエンツァⅢ
細川俊夫 作曲 スペル・ソング -呪文の歌-
細川俊夫 作曲 3つの愛の歌
 -休憩-
ジャチント・シェルシ作曲 《ホゥ》より5番
ジャチント・シェルシ作曲 《3つの小品》より
ジャチント・シェルシ作曲 《山羊座の歌》より抜粋
 -アフタートーク-

【主催】 ひろしまオペラ・音楽推進委員会、中国新聞社

【お問い合わせ】 ひろしまオペラ・音楽推進委員会 082-244-8000



 

inc. percussion days 2018 hiroshima コンサート】

世界初のライブソロ+テープによる スティーヴ・ライヒ「ドラミング」

世界的パーカッショニスト加藤訓子が2018年に手がける新作。ミニマルミュージックの代表作「ドラミング」(スティーヴ・ライヒ)を加藤訓子が全てのパートを一人で多重録音し、公演ではライブソロパートを重ねて演奏する。曲の持つ色彩感とハーモニーが完璧に表現される。ライヒから絶賛される加藤訓子の圧倒的なパフォーマンスをこの機会にどうぞお聴き逃しなく。

 

【日時】
平成30年3月25日(日) 開演17時(開場16時30分)

【会場】
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

【入場料】
一般3,500円(inc. ONE DAY PASS と共通)

【チケット販売所】
アステールプラザ(082-244-8000)
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)
電子チケットぴあ(Pコード:110-434
ローソンチケット(Lコード:32200

【プログラム】
スティーヴ・ライヒ作曲/ナゴヤ・マリンバ(1994)
  演奏:原 順子、正富明日香
スティーヴ・ライヒ作曲/ドラミング(1971)
  演奏:加藤訓子

 

【主催】kuniko kato arts project、inc.percussion days 2018 in 広島実行委員会

【共催】ひろしまオペラ・音楽推進委員会、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ

【協力】広島大学大学院教育学研究科音楽文化教育学講座、ミュージックスパイス

【助成】芸術文化振興基金

【お問い合わせ】 広島大学・徳永 tel:090-9764-1842 e-mail:ganakuto@hotmail.co.jp 



 

inc. percussion days 2018 hiroshima コンサート】

バッハ「無伴奏ヴァイオリンソナタ」をマリンバで演奏

世界的パーカッショニスト加藤訓子が、バッハ作曲「無伴奏ヴァイオリンソナタ」全曲をマリンバ独奏に編曲、演奏する。2017年6月に世界的レーベルLINNレコーズより発売された最新アルバム「BACH」に収録されているマリンバソロによるバッハ演奏は、同レーベルの年間アルバムチャート第1位、また日本国内においてはタワーレコードの輸入盤年間トップ40にて第10位を獲得した。

 

【日時】
平成30年3月24日(土) 開演17時(開場16時30分)

【会場】
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

【入場料】
一般3,500円(inc. ONE DAY PASS と共通)

【チケット販売所】
アステールプラザ(082-244-8000)
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)
電子チケットぴあ(Pコード:110-431
ローソンチケット(Lコード:32200

【プログラム】
J.S.バッハ作曲/無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1・2・3番
  演奏:加藤訓子

 

関連コンサート

加藤訓子「バッハを弾く。」vol.2

日時:3月26日(月)開演17時(開場16時30分)

会場:広島大学教育学部音楽棟F101演奏室

入場料:一般3,500円(inc. ONE DAY PASS と共通)

チケット販売所:
アステールプラザ(082-244-8000)
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)
電子チケットぴあ(Pコード:110-432
ローソンチケット(Lコード:32200

プログラム:J.S.バッハ作曲/無伴奏チェロ組曲 第1・3・5番

演奏:加藤訓子

 

【主催】kuniko kato arts project、inc.percussion days 2018 in 広島実行委員会

【共催】ひろしまオペラ・音楽推進委員会、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ

【協力】広島大学大学院教育学研究科音楽文化教育学講座、ミュージックスパイス

【助成】芸術文化振興基金

【お問い合わせ】 広島大学・徳永 tel:090-9764-1842 e-mail:ganakuto@hotmail.co.jp 



 

【日時】
平成29年9月19日(火) 開演19時(開場18時30分)

【会場】
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

【入場料】
一般2,500円(当日3,000円) 学生1,500円(当日2,000円)

【チケット販売所】
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)
福屋広島駅前店チケットサロン(082-568-3942)
小夜曲(082-246-7727)
中国新聞社読者広報部(082-236-2455)
アステールプラザ(082-244-8000)
電子チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:331-010
ローソンチケット0570-084-006(Lコード:61954
オンライン販売 こちら

【出演】
音楽監督・お話/細川俊夫
演奏/イエルーン・ベルワルツ(トランペット)、中川賢一(ピアノ)

【プログラム】
細川俊夫作曲 / トランペットとピアノのための「霧のなかで」
R. ロジャーズ=L. ハート作曲 / マイ・ファニー・ヴァレンタイン
ジョルジュ・エネスク作曲 / トランペットとピアノのための「伝説」
パウル・ヒンデミット作曲 / トランペット・ソナタ
 ~休憩~
ジョージ・ガーシュウィン作曲 T. ドクシツェル編曲 / ラプソディ・イン・ブルー
武満徹作曲 / 閉じた眼
リゲティ・ジェルジュ作曲 / マカーブルの秘密の儀式 
 ~アフタートーク~

【主催】 ひろしまオペラ・音楽推進委員会、広島市、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ、中国新聞社

【お問い合わせ】 ひろしまオペラ・音楽推進委員会 082-244-8000


イエルーン・ベルワルツ Jeroen Berwaerts(トランペット)

1975年生まれ、ベルギー出身。突出した技術的能力と繊細な音楽性は多くの称賛を受け、レパートリーはバロックから現代音楽、ジャズに至るまでの様々な時代や様式の作品を含んでいる。またトランペット奏者としての活動をしながら、ゲント王立音楽院でジャズボーカルを修了。ピアノ、ドラムやブラスバンドと共演し、多彩なプログラムを展開する。 シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭ほか、各国の国際的音楽祭に招待されている。2013年、東京のサントリーホールで、準・メルクル指揮東京フィルハーモニー管弦楽団とともに細川俊夫のトランペット協奏曲「霧の中で」の世界初演を行う。モーリス・アンドレ・コンクール、プラハの春国際音楽コンクールで上位入賞など受賞歴は多い。99年から2014年7月まで、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団首席奏者を務める。2008年よりハノーファー音楽大学教授。
 


中川 賢一 Ken'ichi Nakagawa(ピアノ)

桐朋学園大学音楽学部でピアノと指揮を学び、卒業後、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ科首席修了。1997年オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。帰国後、ソロ、室内楽、指揮で幅広く活躍する他、NHK-FMに度々出演、新作初演多数。サントリーサマーフェスティバル、東京の夏音楽祭、武生国際音楽祭をはじめ、国内外の音楽祭に多数参加。20世紀音楽の演奏では国際的に著名なアルディッティ弦楽四重奏団と共演。メシアン「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」や「鳥のカタログ」、ケージ「ソナタとインターリュード」、ジェフスキー「不屈の民変奏曲」など現代の大作演奏他、武満徹「ピアノ曲全曲」演奏を度々行う。朗読やダンスと音楽の共演など、他分野とのコラボレーションも活発である。指揮者として東京室内歌劇場、東京フィル、広響他と共演。ピアノ演奏とトークを交えたアナリーゼ等を展開し好評を博す。現代音楽アンサンブル「アンサンブル・ノマド」のピアニスト、指揮者。お茶の水女子大学、桐朋学園大学非常勤講師。


 

広響ヴィオラ首席奏者・安保恵麻が奏でる現代の名曲

 

ピアニストの伊藤憲孝と作曲家の徳永崇が手を組んだ異色のユニット「山陽トクイ連合」の企画。第3回目となる今回は、広島交響楽団首席ヴィオラ奏者・安保恵麻を招き、20世紀以降のヴィオラ作品を披露します。ショスタコーヴィッチ、リゲティ、武満徹、そして徳永の新作など、バラエティに富んだ選曲となっています。深みのあるヴィオラの音色はもちろんのこと、クラシック作品では味わえない新たな世界を、ハイレヴェルな演奏でお愉しみください。演奏に先立つトークセッションでは、多忙な演奏活動をこなす安保恵麻の素顔にも迫ります。


 


安保恵麻 Ema AMBO(ヴィオラ)

4歳よりヴァイオリンを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校に入学と同時にヴィオラに転向。2001年、東京藝術大学音楽学部を卒業。卒業時に同声会賞を受賞。在学中にモーニングコンサートにて芸大オーケストラと共演。1997年、東京文化会館新進音楽家デビューコンサートに出演。1999年、PMFに合格。PMFでは、首席奏者も務める。その他、宮崎国際音楽祭、アフィニス夏の音楽祭、オホーツク音楽祭in紋別、イタリア・チェルボ国際音楽祭などの音楽祭にも参加。NHKハイビジョン音楽館などのテレビ、ラジオ番組にも出演。その他、スタジオミュージシャンとしても、多数の楽曲に携わっている。また2009年8月2日、マツダスタジアムで始球式を務めた。2001年~2005年3月まで東京藝術大学管弦楽研究部非常勤講師を勤める。2005年4月に広島交響楽団首席ヴィオラ奏者に就任し、現在に至る。2007年、2009年、2013年、2015年には、同団定期演奏会でソリストも務めている。これまで、ヴァイオリンを故・鷲見康郎、津田順子の各氏に、ヴィオラを菅沼準ニ、川崎和憲、小野富士、市坪俊彦、ジャン・シュレムの各氏に、室内楽を北本秀樹、岡山潔、苅田雅治、田中千香士、小林道夫、生沼晴嗣の各氏に師事。

 


日時
平成29年5月28日(日)
■第一部 トークセッション 15:00~15:30(14:30開場)
■第二部 コンサート 16:00~17:15

会場
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場

入場料
2,500円(当日3,000円)
※トークセッションは無料

出演者
ヴィオラ/安保恵麻
ピアノ/伊藤憲孝
司会、作曲/徳永崇

プログラム
武満徹作曲 / 鳥が道に降りてきた
ショスタコーヴィッチ作曲 / ヴィオラ・ソナタ Op.147
リゲティ作曲 / ヴィオラ・ソナタ より抜粋
徳永崇作曲 / 舟歌Ⅰf(2017/初演)
リゲティ作曲 / ピアノのためのエチュード第4番「ファンファーレ」

チケット販売所
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)

主催・お問い合わせ
山陽トクイ連合

共催
ひろしまオペラ・音楽推進委員会
(公財)広島市文化財団 アステールプラザ


マリアンナ・シリニャンより、メッセージを送ってもらいました。

YouTubeで公開いたしましたので、どうぞご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=hHyYlc9Q9b4

 

【日時】
平成28年10月17日(月) 開演19時(開場18時30分)


【会場】
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場


【入場料】
一般2,500円(当日3,000円) 学生1,500円(当日2,000円)

【チケット販売所】
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)
福屋広島駅前店チケットサロン(082-568-3942)
小夜曲(082-246-7727)
中国新聞社読者広報部(082-236-2455)
アステールプラザ(082-244-8000)
電子チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:297-314)
ローソンチケット0570-084-006(Lコード:62577)
オンライン販売 こちら


【入場料】
一般2,500円(当日3,000円) 学生1,500円(当日2,000円)
【出演】
音楽監督・お話/細川俊夫
演奏/マリアンナ・シリニャン 

【プログラム】
J.S.バッハ:F.ブゾーニ 編:シャコンヌ ニ短調
細川俊夫:ピアノのためのエチュードより
       I 2つの線
       II 点と線
A.ベルク:ピアノソナタ
T.マンスリアン:低音鍵盤のための3つの小品
F.F.ショパン:バラード第3番 変イ長調 Op.47
F.F.ショパン:バラード第4番 ヘ短調 Op.52
F.F.ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
F.F.ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22

【主催】 ひろしまオペラ・音楽推進委員会、広島市、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ、中国新聞社

【お問い合わせ】 ひろしまオペラ・音楽推進委員会 082-244-8000


■演奏/マリアンナ・シリニャン MARIANNA SHIRINYAN(ピアノ)

 2006年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位を含む5つの賞を受賞。以降、ソリストまた室内楽奏者として、目覚しい勢いで世界的な活躍の場を広げている。ドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、シュヴェツィンゲン音楽祭、MDR(中央ドイツラジオ放送)国際室内楽フェスティバル、ノルウェイのベルゲン国際音楽祭、スタヴァンゲル国際室内楽フェスティバル、武漢ピアノ・フェスティバルなどの世界的な音楽祭にゲストとして招かれている。また、デンマーク国立響、オスロ・フィル、ヘルシンキ・フィル、コペンハーゲン・フィル、イェーテボリ響等、スカンジナビア半島のデンマーク、スウェーデンの名立たるオーケストラとの共演で、同世代のピアニスト、ソリストとしては主要な存在としての評判を得ている。スカンジナビア半島の他では、バイエルン放送響、ミュンヘン響、ヴュルツブルク・フィル、ミュンヘン室内管、アルメニア・フィル等の国際的なオーケストラと共演、ハンス・グラーフ、ゾルタン・コチシュ、アントネッロ・マナコルダ、ラン・シュイ、トマス・ソンダーガード、クシシュトフ・ウルバンスキ、ジョシュア・ワイラースタイン等の指揮者と共演。最近では、ダニエル・ライスキン指揮ライン州立フィルハーモニー管弦楽団(コブレンツ)とのツアーの他、ヘルシンキ、オスロ、コペンハーゲン・フィルハーモニー交響楽団との再共演、また今後はアーサー・ルーヴィンシュタイン・フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団との共演を予定。室内楽では、アンソニー・マーウッド、ヴィルデ・フラング、ペッカ・クーシスト、セルゲイ・マーロフ、ラルス・アンドレス・トムラー、マクシム・リャジャノフ、アンドレアス・ブランテリド、セバスティアン・クリンガー、トリレイフ・テディーンらと度々共演している。
 



 被爆70周年祈念公演である第7回は、打楽器(マリンバやヴィブラフォン等を含む)の“伝統と現代の響奏”を中心としたレクチャー、および<平和への希求>をテーマとした日本、韓国、台湾、香港等、東アジア地域の作曲家の作品展を開催します。
 民族を越え、人間の歴史の中で古来から“打つ”ことは生活の根源。“多文化社会と共生”の理念のもとに“平和と音楽”を検証し、<ヒロシマからのメッセージ>を東アジア地域へ、さらに世界へと<平和への祈り>の輪を発信。
 ヒロシマ・ミュージック・プロジェクト(作曲・演奏・研究・企画)が打楽器の新しい魅力に挑戦します。
 


日 時 平成27年11月7日(土)
(1)<レクチャー>[打楽器の新しい魅力] 13:30~15:00
(2)[打楽器による“伝統と現代の響奏”]※作曲家と演奏家によるコラボレーション
<コンサートⅠ>15:15~17:00
<コンサートⅡ>17:15~19:00
会 場 JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場
音楽監督 伴谷晃二
プロデューサー 末永祐美子、万代恵子
ディレクター 荻原里香、松田亜希子

コンサートⅠ

コンサートⅡ

<招待作曲家>
坪能克裕(日本)/クリスタル ホモロジー(2015,世界初演)
李愛蓮(韓国)/ガラクⅡ(2015,世界初演)
鄭吉宏(台湾)/涅槃二給打撃樂器興雙簧二重奏(2004)
鄭絃樹(韓国)/想像の中の夢(2015,世界初演)
陳永華(香港)/CHAN,Wing-wah:VELOCITY for solo Marimba(2015,世界初演)
<参加作曲家>
伴谷晃二(広島)/ヒロシマの詩Ⅰ、マリンバのため(2010)
木下大輔(栃木)/晴れた日の記憶-クラリネットとピアノのための-(2015)
菊池幸夫(広島・東京)/光の静寂の中で-ヴィブラフォンのための-(2015,世界初演)
土井智恵子(東京)/orizuru(2015,世界初演)
二宮毅(福岡・北海道)/<音信>(2015,世界初演)
遠藤雅夫(東京)/<キュグナス>マリンバのための4つの小品(2011)
板津昇龍(岐阜)/永遠の平和の鐘(2015,世界初演)
出演者 打楽器・マリンバ・ヴィブラフォン/荻原里香、松田亜希子、出口智子、村田聖子
フルート/万代恵子
オーボエ/山口里美
クラリネット/末永祐美子
ピアノ/伴谷真知子
入場料 一般3,000円(当日3,500円)
学生2,000円(当日2,500円)
ペア5,000円(当日5,500円)
※小学生無料
※未就学児の入場はご遠慮ください。
チケット販売所 福屋本店プレイガイド、福屋広島駅前店チケットサロン、エディオン広島本店プレイガイド、アルパーク天満屋チケットサロン、さくらぴあ事務室、JMSアステールプラザ、広島市各区民文化センター
主催 ヒロシマ・ミュージック・プロジェクト
TEL/FAX 0829-38-2264 (携帯)090-1359-0215
Email kozz@themis.ocn.ne.jp
http://hiroshimamusic.cocolog-nifty.com/

 


 

細川俊夫が注目する作曲家が「ヒロシマ」をテーマにした作品を世界初演

 

日本を代表する現代音楽作曲家 細川俊夫がお届けするHIROSHIMA HAPPY NEW EAR (広島の新しい耳)シリーズ。

第19回目は被爆70周年という節目の年であり、細川俊夫が注目する二人の作曲家に「ヒロシマ」をテーマにした作品を委嘱し、川瀬賢太郎の指揮、広島交響楽団(室内オーケストラ編成)の演奏で世界初演します。 

また現代の優れた作品を併せて紹介。実力派チューバ奏者の橋本晋哉をソリストに迎えて細川俊夫作曲「旅Ⅷ」、超技巧派ソプラノの半田美和子によるリゲティ作曲「マカーブルの秘密」をお届けします。

広島から世界へ発信するHIROSHIMA HAPPY NEW EAR シリーズ。広島が歩んできた道に想いを馳せ新しい音楽で未来へと繋げます。


 


委嘱作曲家

徳永 崇 Takashi TOKUNAGA

1973年広島生まれ。広島大学大学院教育学研究科修了の後、東京藝術大学音楽学部別科作曲専修修了。作曲を、早川正昭、久留智之、野田暉行の各氏に師事。2004年、武生国際作曲ワークショップに招待作曲家として参加し、同年フランスのロワイヨモン作曲セミナーに武生との交換作曲家として参加。ISCM World Music Days入選(2002/香港、2014/ブロツワフ)。武生作曲賞受賞(2005)。在籍する作曲家グループ「クロノイ・プロトイ」の第5回作品展が、サントリー芸術財団第9回「佐治敬三賞」受賞(2009年度)。テグ国際現代音楽祭招待作曲家(2006,2011/韓国)。作品は国内をはじめ、欧州・アジア各地で演奏されている。作曲家グループ「PATH」メンバー。「秋吉台の夏」現代音楽セミナー&フェスティバル講師(2010~)。現在、広島大学大学院教育学研究科准教授。

委嘱作品 プログラムノート

『広島時間』 作曲/徳永 崇

広島の街には、様々な原爆の記憶が残っていて、今もなお現実とは異なる複数の時間が流れていると感じています。また、国際平和都市という清廉なイメージがありますが、猥雑なものも含め、雑多な要素がない交ぜになっているのが、現在の広島の姿であるとも感じています。本作品は、そのようなハイブリッドな様相を音で表現する試みです。過去や現在の様々な事象を音響化し、共存させる方法を取りました。その結果、原爆と戦争が決して過去のものになっていないことに気付き、がく然としています。例えば、現在を象徴する音を探したとき、やはりそこには戦争の影が潜んでいるのです。今、日本が向かおうとしている方向や、世界の動向について考えたとき、絶望的にならざるを得ません。しかし、大人が絶望しようとしまいと、現代の荒野に子どもたちは産まれ、生を育んでいきます。原爆資料館には、昭和20年8月6日の市内での出生記録が残されています。本作品には、現状に対する問題提起の側面もありますが、同時に新しい生命へのささやかな感謝の気持ちも込めました。未だ戦の絶えないこの世における命のたくましさと切なさを、私の身の丈に合ったやり方で、表現できれば幸いです。

徳永 崇


 


委嘱作曲家

三浦則子 Noriko MIURA

東京生まれ。桐朋学園大学作曲理論学科卒業後、フランスに留学。パリ・エコールノルマル及びパリ国立高等音楽院にて作曲を学ぶ。これまでに作曲を,末吉保雄、細川俊夫、平義久、ポール・メファノに師事する。1993年,第5回秋吉台作曲賞受賞、1999年第68回日本音楽コンクール作曲部門第1位、併せて安田賞を受賞。これまでダルムシュタット国際夏期講習会、MITOフェスティバル、ミラノムジカ音楽祭、カーン音楽祭、モナコの春音楽祭、ザーブリュッケン現代音楽祭、ヴィラムジカ(マインツ)、ベルリン高等研究所、武生国際音楽祭等で作品を発表してきた。主要作品:弦楽四重奏曲第1番「耳をすます」、サックス、ヴァイオリンとハープのための「アニトヤ」,フルート、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのための「悲しみのように、ひそやかに」ほか

委嘱作品 プログラムノート

『ヒロシマを渡る風』 作曲/三浦則子

「世界に存在する“者”と“物”。

者、つまり人間は、次のいまそこを志向することによって時間的存在と成りうるが、物は、時の推移を志向することはない。生きようとする意欲が世界を決定する。世界は,生きようとする者による未踏の現象であり、あらかじめ知ることはない森羅万象である。」(門脇道雄氏の論文より抜粋)

この未踏の現象の背景に、私は風を感じる。しかしどんな状況の中でも、人は風を感じることができるのだろうか?例えば、70年前のヒロシマの惨劇の後で。あるいは同じ頃,地球の反対で起こったアウシュビッツでの残虐な行為の中で。者が物と扱われる瞬間から、悲劇は起こる。者は、突如、時の推移のない“無風”に曝される。今も続く、この悲劇がもたらす数々の惨事を通じて,私は70年前のヒロシマを想像する。未踏の現象とともに翻弄され続ける“風”の様相を、つまり惨劇の過去から今、そして未来へとヒロシマを渡る風を、この作品のテーマとした。

三浦則子


 

日時
平成27年6月25日(木) 開演19時(開場18時30分)
会場
JMSアステールプラザ オーケストラ等練習場
入場料
一般2,500円(当日3,000円) 学生1,500円(当日2,000円)

出演者
音楽監督・お話/細川俊夫
指揮/川瀬賢太郎
委嘱作曲家/徳永崇、三浦則子
演奏/半田美和子(ソプラノ)
橋本晋哉(チューバ)
広島交響楽団

プログラム
徳永崇作曲/広島時間【委嘱・世界初演】
細川俊夫作曲/旅Ⅷ-テューバとアンサンブルのための【広島初演】
三浦則子作曲/ヒロシマを渡る風-室内オーケストラのための【委嘱・世界初演】
G.リゲティ作曲/マカーブルの秘密(オペラ『ル・グランマカーブル』よりゲポポの3つのアリア)【広島初演】

チケット販売所
エディオン広島本店プレイガイド(082-247-5111)、福屋広島駅前店チケットサロン(082-568-3942)
小夜曲(082-246-7727)、中国新聞社読者広報部(082-236-2455)、アステールプラザ(082-244-8000)
電子チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:257-525)、ローソンチケット0570-084-006(Lコード:67383)
オンライン販売 こちら

主催
ひろしまオペラ・音楽推進委員会、広島市、(公財)広島市文化財団 アステールプラザ、中国新聞社
助成
平成27年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
公益財団法人野村財団

お問合せ:ひろしまオペラ・音楽推進委員会 082-244-8000
*やむを得ず、内容および出演者等に変更がある場合は、ご了承ください。
*ご来場の際には公共交通機関をご利用ください。
*就学前のお子様のご同伴、ご入場はご遠慮ください。

 


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