Instagram

TEL 082-244-8000

FAX 082-246-5808

メール naka-cs@cf.city.hiroshima.jp

国際青年会館

宿泊専用TEL 082-247-8700

宿泊専用メール reserve@hiyh.pr.arena.ne.jp

お問い合わせはこちらよくある質問

ひろしまオペラ・音楽推進委員会

ホーム > ひろしまオペラ・音楽推進委員会 > 事業実績

事業実績


令和5年(2023年)8月に上演した ひろしまオペラルネッサンス公演『フィガロの結婚』が、「第22回佐川吉男音楽賞 奨励賞」を受賞しました。

当委員会主催オペラとしては、令和2年(2020年)2月上演の細川俊夫作曲オペラ「松風」で佐川吉男音楽賞音楽賞奨励賞以来の受賞です。

本公演の制作に携わってくださいました出演者・スタッフの皆様、ご来場いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。


公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団 ホームページ
https://mutfa.jp/


 


【奨励賞 贈賞理由】

全国オーディションで選ばれたキャストが柴田真郁指揮のもと、モーツァルトのオペラに欠かせない精確なアンサンブルで歌唱して、「アンサンブルシアター」の名にふさわしい上演が実現した。歌手は地元広島をはじめ海外からの留学生や関西、名古屋、東京圏などからの参加も多く、多様な個性に富んで発展性がある。芸術監督岩田達宗の演出は、戦争の続く今の世界情勢への思いから、作品に内在する「対立」や「争い」、そして「許し」の心を表現。若手が多いだけに演技力の未熟さやアリア歌唱の深みなどには今後の習熟が望まれるが、全体がフレッシュな気概に包まれてオペラの楽しさを伝えることができたのは収穫だった。
ひろしまオペラルネッサンス事業は30 年以上に亘って継続的に取り組まれ、同地のオペラ活動を向上させたのみならず、近隣の都市にも影響を与え、全国各地の地域オペラからも先進的な取り組みとして常に注目されてきた。その実績は誠に誇るべきもので、国際平和文化都市広島は「オペラのまち」として定着している。その貴重な文化が今後一層推進され、発展していくことを期待したい。

 

【芸術監督・演出 岩田達宗氏の受賞コメント】

「フィガロの結婚」が佐川吉男賞奨励賞を受賞しました。
人類共通の大切な記憶を受け継ぎ、語り続けなければならない場所が広島。そして3000年の長きにわたって人類全体で受け継がれ、大切な物語を語り続けてきたオペラ。だからこそ広島でオペラを上演することに強い意義を感じてひろしまオペラルネッサンスは30年の長い間、広島だけではなく全国の音楽家に門戸を開いて活動を続けてきました。
この度は「フィガロの結婚」とは平和の祈りの作品である、とのご理解を賜っての受賞であることに大きな喜びを感じます。
「フィガロの結婚」の内容には殺人も殺し合いもなく、深刻な重々しい内容でもありません。しかし、暴力や戦争の原因となる「対立」を業のように背負った人間の在り方を根本的に問うた作品です。人間が対立を乗り越えて、平和と幸福を手に入れることができるか、それを初演以来250年の長きにわたって問い続けているのが、このオペラです。
我々の住んでいる世界。それは対立と争いの世界。戦争のなくならない世界です。被害者は加害者を許さない。加害者に罰を与え、報復しなければそれは愚か者だ。生き残るためには加害者である対立する敵をやっつけなければならない。そんな世界です。
しかし嫉妬と憎悪から生まれた対立によって粉々に砕かれた世界に、伯爵夫人はひとりで立ち向かいます。そして愛と、許しと、肯定の言葉によって世界を対立と分断から救います。
そしてそんな世界を糾弾するアリアをマルチェッリーナとバジリオが歌います。マルチェッリーナは言う。羊でも山羊でもどんなケモノでも戦争なんかしない。なぜ人間だけが?バジリオは言う。賢者とは復讐と正義のために街を焼き尽くし死と破壊をもたらすなら、自分は愚か者だと罵られても平和に生きる、と。
伯爵夫人、そしてマルチェッリーナとバジリオこそがこのオペラのメインテーマであり、最重要のメッセージです。それが伝わったならこの上ない喜びです。
そしてひろしまオペラルネッサンスは全国から音楽家が集まって創られる舞台です。広島の地に人々が集まって、そして地元広島の音楽家たちと全国の音楽家が共に成長して、他のどの場所にもない豊かな創造の場をつくりあげています。この豊かな環境をつくったことにも評価を頂いたことに更なる喜びと栄誉を感じます。
世界が危機を迎えるいま。広島からの平和への祈りを今後とも皆様に発信していけるように努めます。より一層の志ある音楽家が広島の地に集まってもらえるように努めます。
ひろしまオペラルネッサンスにどうぞ今後ともご支援を賜りますようにお願い致します。

芸術監督・演出 岩田達宗


ファイルイメージ

プレスリリース


ファイルイメージ

2024夏号〈vol.62〉

オペラ通信2024夏号
・オペラ「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」
・オペラ事業レビュー&プレビュー
・音楽事業プレビュー
・オペラ&音楽 共催事業
・Information

 


 


ファイルイメージ

2023冬号〈vol.61〉

オペラ通信2023冬号
・オペラ「フィガロの結婚」レビュー
・オペラ事業レビュー&プレビュー
・音楽事業レビュー&プレビュー
・Information

 


 


ファイルイメージ

2023夏号〈vol.60〉

オペラ通信2023年夏号
・オペラ「フィガロの結婚」レビュー
・オペラ事業レビュー&プレビュー
・音楽事業
・Information

 


 


ファイルイメージ

2022冬号〈vol.59〉

オペラ通信2022冬号
・オペラ「ドン・ジョヴァンニ」レビュー
・オペラ&音楽事業レビュー
・オペラ事業プレビュー
・HIROSHIMA HAPPY NEW EARプレビュー
・共催事業
・Information

 


 



平成30年9月に上演した ひろしまオペラルネッサンス公演『イドメネオ』<広島初演>が、第16回三菱UFJ信託音楽賞「奨励賞」を受賞しました。

この賞は、公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団が、オペラ、オーケストラなど優れた公演に助成している団体の中から、特に優れた公演を行った団体(音楽賞1団体、同奨励賞2団体)に贈られるもので、平成21年9月に上演した『椿姫』で第7回三菱UFJ信託音楽賞「奨励賞」以来の受賞です。

同公益財団からは、平成6年度新作オペラ「犀」以来、多くの公演に助成を頂いており、平成4年度からの「ひろしまオペラルネッサンス」事業の成果が、このように評価されたことは感謝に堪えません。


  1. 終戦直後からのオペラ上演の歴史
  2. 5つのオペラ団体の活動(現在4団体)
  3. 中・四国唯一のプロのオーケストラである広島交響楽団の存在
  4. オペラ上演に適した舞台機構を持つアステールプラザの存在
  5. 音楽高校・大学(院)からの人材輩出


  1. 世界的に活躍する広島出身の作曲家 細川俊夫氏の存在
  2. 被爆60周年記念事業(平成17年度)『ヒロシマ声なき声』(作曲:細川俊夫)日本初演の公演
  3. 中・四国唯一のプロのオーケストラである広島交響楽団の存在
  4. 音楽高校・大学(院)の存在
  5. アステールプラザが広島交響楽団の活動拠点であること

ファイルイメージ

R5オペラ事業報告

ファイルイメージ

R4オペラ事業報告

ファイルイメージ

R3オペラ事業報告


全 6 件中 1 〜 6 件目を表示