打ち抜いたのは、退屈・・・ 
 
 演劇ワークショップ事業“演劇引力廣島”
 平成16年度プロデュース公演
 H e d d a  G a b l e r    
『 ヘ ッ ダ ・ ガ ブ ラ ー 』  
 作/ヘンリック・イプセン 訳/毛利三彌 東海大学出版会刊)
 

ヘッダ・ガブラーTOP 公演概要 プロデュース公演の目的
作品「ヘッダ・ガブラー」について あらすじ 人物相関図
本公演の企画について “演劇引力廣島”とは 演劇ワークショップの活動実績
演出家&演出監修プロフィール (財)広島市文化財団TOP

作品「ヘッダ・ガブラー」について

作者のヘンリック・イプセンは、1828年ノルウェー生まれ。「人形の家」「幽霊」など多くの傑作を執筆、近代リアリズム、社会劇の先駆的存在とも言われています。
 『ヘッダ・ガブラー』は、1890年12月に出版、翌年1月にミュンヘンで初演されました。財力と名誉の中でしか人生を考えられない主人公ヘッダの、贅沢で、一見自由奔放に見える生き方と、その一方で心の中に抱える不安、不満、言いようのない焦燥感が、日常的な会話から垣間見える作品です。常識が通じない、あり得ないことが簡単に事件として起きる現代社会の縮図がそこにはあります。また、人生における目的の欠如に苦しむ主人公は、自己中心的で、自立できず、無為に過ごす現代人の姿とそのまま重なります。