財団法人広島市文化財団では、広島演劇界の活性化を図り、将来のリーダー育成を目的に演劇人を対象とした演劇ワークショップ事業に取り組んでいます。
当事業も９年目を迎え、各種講座や公演、試演会などを通じて、キャスト、スタッフともに着実に力をつけてきています。平成１５年度からは、地元演劇人が自立して公演できる力をより高めるため、毎年プロデュース公演を行うことにし、１，２年目に既存の戯曲を、３年目に「創作劇」を制作・公演することにしました。
この公演を通して、鑑賞者である市民の評価に耐え得る質の高い作品をコンスタントに上演していける体力を身につけていくとともに、広島演劇界の将来のリーダー育成を目指します。
昨年度は、その第一弾として三島由紀夫作の「熱帯樹」に取り組みました。今年度は海外の古典作品の中から、イプセン作「ヘッダ・ガブラー」に挑戦します。なお、演出監修を第一線で活躍されている演出家宮田慶子氏に依頼し、公演全体にアドバイスをいただきます。 |